アプリと連動 ゲーム感覚で楽しめる子ども用運動靴
注目の新製品をピックアップ、市場性や開発者の声などから、日経トレンディ記者が大胆に「ヒット予報」をする。今回取り上げたのは、アプリ連動によりゲーム感覚で運動できる小学生向けのスポーツシューズだ。
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●予想実売価格/4212円(税込み)
●セット内容/シューズ本体1足、センサーユニット1個(コイン電池1個付き)
●サイズ展開/19、20、21、21.5、22、22.5、23、23.5、24cm(モデルによって異なる)
●販売店/全国のGreenboxおよびASBeefam.(一部店舗を除く)
●発売日/2018年12月1日
走れば走るほどゲームを進められる。バンダイがスマホアプリと連動する小学生向けのスポーツシューズ「UNLIMITIV(アンリミティブ)」を発売した。
インソールの下に加速度センサーを備え、ここに蓄積されたデータと専用アプリが連動する仕組みだ。「フィールドモード」は、歩数を計測するモード。「ダッシュ」「ラン」「ウォーク」の3種類で、歩くより走ったほうがポイントがたまる。「アルティメットモード」は、ジャンプや反復横跳びなど6つ用意されたトレーニングをするとポイントがたまるモード。
それぞれ5段階の評価に応じて獲得ポイントが変わる他、結果はグラフで確認できる。全国のユーザーや友達と比べて、自分の測定値が何位かが分かるランキングも表示され、モチベーションになる。
ゲームは獲得したポイントを消費しながら、アバターを次のステージへ進めていく仕組み。いくつかのステージがあり、途中には画面を連打する速さを競うなどのミニゲームも用意している。
シューズは爪先で地面をたたくと、ブルートゥースでスマホと接続する。歩数は同期したときに蓄積されたデータがアプリに反映されるが、アルティメットモードはスマホと同期した状態で行う必要がある。親のスマホを使ってトレーニングする機会が増えれば、親子のコミュニケーションツールの役割も果たしそうだ。
ゲームや動画に夢中になっている子を、外遊びさせたい親にはうってつけの商品。センサー搭載ながら、4212円(税込み)と一般的なジュニアシューズに近い価格に抑えたのも好材料だ。多くの親が飛び付く可能性は高い。
[日経トレンディ2019年1月号の記事を再構成]
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