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フリーターでも社長でもない私

フリーランスで生きていく(1)

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NIKKEI STYLE

学生の皆さん、明けましておめでとうございます。今回から、会社員とはちょっと違う「フリーランス」に関するコラム連載を始めます。筆者の経験を交えながら、フリーランスという独自の目線によって見えてきたものを紹介する予定です。大学生の皆さんの視野が広がるきっかけになれば幸いです。

「フリーランス」とは何か

同窓会などで、久しぶりに友人と再会した際、「久しぶり! 今なにやってるの?」という質問は定番中の定番。その場合、筆者はいつも「今はフリーランスで仕事してるよ」と、簡潔に答えます。

すると質問した相手は大体こんな感じのリアクション......。「『ふりーらんす』って?」「なにそれ? ニートってこと?」「え~! 1人で仕事してるの!? じゃあ社長!?」「よっ、取締役! じゃあここは八木社長のおごりで......」

大学時代に就職活動をおこなって、無事に内定、そして就職という王道コースを歩んだ人の中には、「フリーランス」という言葉すら、知らないこともあるようです。筆者は24歳なので、同級生は入社3年目の若手社員がほとんど。30代にもなれば転職や独立も珍しくはないと思いますが、24歳でフリーランスという経歴は少し珍しいようです。

まず、フリーランスとは何か。フリーランスとは特定の企業や団体、一定の組織に専属せずに仕事をしている人を指します。いくつかの企業や個人と契約を交わしていることが多く、一般的な職業分類では個人事業主や自由業に該当します。サラリーマンのように固定給を得て生活する労働者ではありません。つまり、決まった日に一定の給料が入ってくるわけではないのです。場合によっては全く収入がない時期もあり、不安定な働き方とも言われています。その一方で、「どこでも働ける」「好きな仕事を選べる」というのがメリット。

フリーランスは「フリーター」でもなければ「社長」でもありません。フリーターはアルバイトなど、働いた時間に応じて給与を受け取りますが、フリーランスは能力があれば働いた時間に関係なく収入を得ることができます。つまり「時間」ではなく「成果」を売っているのです。

また、フリーランスは起業しているわけでもないので、社長でもありません。起業とは、新しく事業をはじめることですが、フリーランスは企業から請け負った業務をおこなって報酬を得ています。自らの才覚や技能を、依頼主に提供することにより、報酬を得ているというわけです。

海外ではポピュラーな働き方?

日本では「フリーランス」という働き方は、まだまだ一般的ではないかもしれません。しかし欧米諸国ではフリーランスとして働く人も多く存在しています。アメリカでは働いている人のうち、なんと4人に1人がフリーランスという調査結果も! 米国やヨーロッパ諸国では年功序列や終身雇用制度もなく、いわゆる実力主義社会。また、現在の米国には警察や消防など、限られた職業以外に退職金制度は一般的ではありません。これらの文化の違いが、4人に1人がフリーランスという選択をする理由になっているのでしょう。

さらに最近、こんな調査結果も発表されました。アメリカのコンサルティング会社である「Tower Lane Consulting」がアメリカの主要企業の採用担当者260人を対象にしておこなった「これからの働き方」に関する調査では、回答企業の60%が「2014年にフリーランスの雇用を増やす」という意向を示しました。この背景には「社外から新鮮な価値観を持った人を加えて新しいモノを生み出したい」、「高いスキルを持った人材を効率よく活用したい」という企業のニーズがあるようです。オンラインコミュニケーションツールの発展によって、遠隔でもプロジェクトが進行しやすくなったことや、人材の効率的なマッチングが可能になったことなどが、フリーランスの雇用を加速させているのです。

日本でも増えるフリーランス

では日本だと、どのくらいの人がフリーランスとして働いているのでしょうか? 日本の場合、「働いている人の40人に1人がフリーランス」といわれています。しかしフリーランスの定義は明確なものではないため、クラウドソーシングを展開するランサーズ2015年3月に行った日本初となるフリーランス実態調査では、「フリーランスの割合は19%」と発表されました。

日本で活躍するフリーランスは、IT業界のプログラマー、エンジニア、デザイナー、出版業界のライターやジャーナリスト、小説家など、クリエイター職が多く、個人の能力を提供することで報酬を受けている人が目立ちます。他にもコンサルタントや、場合によっては芸能人もフリーランスに区分されます。

ここで近年新しい働き方の1つとして注目されている「クラウドソーシング」について紹介しましょう。これは簡単にいうと、インターネット上で仕事を頼みたい発注者と、仕事がしたい受注者をマッチングするサービス。通常の会社員であれば決まった業務に取り組むことが多いですが、クラウドソーシングは興味や適性に応じて、ある程度自分で仕事を選ぶことができます。企業などの発注者側としても案件ごとに依頼できるので、コストを抑えられるというメリットがあります。今後ますます拡大するサービスだと言われているので、一般企業に就職する人も要チェックしておくべきジャンルです。

「フリーランス」という働き方が理解できましたか? 1つの選択肢として、頭の片隅に置いておけば、どこかで役に立つかもしれません。

八木彩香(やぎ・あやか)
 フリーライター。1991年2月、東京都出身。早稲田大学卒業。学生時代はサッカーに励み、大学女子サッカー選手権で優勝し日本一に。東証1部上場企業を2カ月で退職し、現在はライター、編集者として奮闘中。フリーライターでありながら特技はフリーキックです。ツチノコを探し求めて自転車で日本中を冒険しました。好きな言葉は「ハクナマタタ」(どうにかなるさ、の意味)。ツイッター(https://twitter.com/___hachimo___)はこちらから>>

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