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アップデート世代のSNS事情

私たちのリアル(26)

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NIKKEI STYLE

2018年がスタートしました。今年は冬季オリンピックやサッカーW杯開催、眞子さまご結婚など気になる大イベントが多い年ですね。私たちのリアルも3年目となりますが、この2年を振り返って大きく変わったと思うのはSNSの使い方です。インスタグラムの台頭とアップデートし続けるSNS、若者はTPOに応じてそれぞれ使いわけ、個人のタイプや趣味、友達によって多様化しているなと感じます。そこで、今回はアップデートを楽しむ若者の最新SNS事情をご紹介します。

比較のために2年前の1月私たちのリアルvol.11を見ると、年末年始のあいさつは、年末~大晦日にかけてiPhoneのカメラロールを年代別に表示、スクショしてルックバックしたり、元旦のみTwitterやLINE、FBで挨拶、スマホ世代はLINEなどで「マメな連絡が礼儀」とありました。

年末年始のあいさつは「2017bestnine」で

今はどうでしょう?! 全体的に、学生はインスタユーザーが多い分、年末年始もインスタやインスタストーリーでの投稿が目立ちました。特徴としては、インスタグラムの中から自動的にイイネがたくさんついた順にベスト9枚を選んでコラージュしてくれるアプリ「2017bestnine」を使った投稿が多かったです。写真と共に年末年始のあいさつをコメント欄にサラッと添えるのが去年から主流になっています。今や、スマホ世代はアップデート世代で、「あけおめ」「ことよろ」の挨拶をLINEで会話中にすることはあっても、あらたまってみんなと送り合うというのは激減しています。

特に世代的にガラケーを飛ばして、スマホを使用するのが大半の高校生は絵文字を使う概念がそもそもないので、絵文字を全然使わない。返信の手間を省くため、簡易挨拶のスタンプのみです。年賀状も、書く子は書く、送りたい人が送っているという感覚です。

友達へのあらたまった挨拶やマメな連絡は必要なし、自分のしたいように自由に、ストレスなく、見る人だけが見てくれれば良いという気分で投稿するのが今流です。

LINEは未読が多くても気にしない

この2年で一番変わったと感じるのは、あんなに使いまくり「秒」で返していたLINEです。最近は、LINE未読件数が100~200はすぐにたまる女子は少なくありません。マメな連絡が信条だった女子たちに、なぜそんなに未読がたまるのか聞いてみると、理由はとにかくグループが多いからでした。

例えば学校帰りたまたま一緒に帰った3、4人で写真を撮ったら、すぐにグループを作って画像のシェアをする。そこにはちょっとしたことでグループを作りたがる女子の習性もありそうです。そして、写真のシェアはLINEを使用。シェアする手間を省いたり、アルバムに残しておけばトークルームを削除しても見られるから。盛れてる、盛れてないが各々違うので、勝手にインスタなどにあげてtagでお知らせ&シェアはあまり喜ばれないからだそうです。

また、グループLINEは既読数がつきますが、だれが既読しているかまでは分からないので未読でも大丈夫。誰かが返信していれば自分は返さなくても良いとみんな思っているのです。また3人以上で会話していれば、会話の流れで、スタンプだけでやりとりしていることもある。というわけで、未読が溜まるわけですが、盛り上がっている会話は、その場限りのことが多いから特に全部読む必要はない。だから一括で消すことがある、でした。

さらに、久しぶりの友達からのLINEでも返信は数日後、数週間たってする場合も普通にあるとか。ピン機能を利用してあとでまとめて返したり、時間がたったらこちらも全部消してしまう人もざらにいます。それでも何ら問題が生じないのは、どうしても返事が欲しい場合には、催促されるし、例え未読でもiPhone6S以降は長押しすれば既読をつけずに読めるようになったので、送った方も見てるよな、と思っているからということでした。

「未読無視」「既読無視」と神経を使っていたのは遠い昔のこと。LINE熱が冷めた背景にはやはりインスタグラムの台頭があります。アクティブに使うのはもっぱらインスタという子が圧倒的で、インスタでDMができるようになってからは、仲良い人たちとのやりとりはDMの方が楽なので、気づけば使用頻度や優先順位でLINEは一番低くなった、みんながそんな感じなので、すぐに返す方が少なくなったようです。

それでもLINEは大切なライフライン

とはいえ、LINEは大切なライフライン、電話番号もメールも知らないので、LINEがなかったら連絡とれない、誰にも会えないから困るという声は相変わらずです。その他、LINEを便利に使えるところとして多かった意見は、LINE交換。インスタやツイッターと違い生活感が出ないから、交換しても支障がないので合コンの相手などには良いようです。気になるスタンプの使い方では、無料スタンプは取ったら広告は消す、有料スタンプは、名前スタンプは多くの子が持っている。誕生日のプレゼンなどに気軽に利用できるのが良いところ、ということでした。

最後に、今年は(残念なニュースもありましたが)成人式を迎えた人たちの写真は、ご両親へのお礼メッセージをそえた写真が多くあがっていました。また、成人式では地元の小学校の友達と会うので、そんな時は写真を撮ってシェアするのに一番便利なFBでつながりタグつけあってアップするのが一般的なようです。

アップデート世代の若者たち、SNSのアップデートとともにコミュニケーションや意識の変化に目が離せません。今年も学生さんならではの話をたくさん聞かせて頂くのが楽しみです。

中村泰子(なかむら・やすこ)
 ブームプランニング社長。山口県出身。1986年に企画集団「スキャットクラブ・オブ・ジャパン」を発足、女子高生ビジネスを立ち上げる。88年、株式会社ブームプランニングを設立し、女子高生を中心としたマーケティングやセールスプロモーションを展開。現在、未就学児から小・中・高生、大学生、OL、主婦、シニア層まで全国1万人以上ネットワークを広げ、様々な業種で企業の商品開発にかかわる。活動に関係した女子高生は10万人。著書に『「ウチら」と「オソロ」の世代 東京・女子高生の素顔と行動』など。

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