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ポケモンGO やめた学生の言い分とは

私たちのリアル(15)

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NIKKEI STYLE

リオ五輪では日本人選手たちが世界を舞台に大活躍し、日本中を沸かせましたね。今回はこの夏に話題になった「ポケモンGO」と、リオ五輪を含めた「動画視聴」について学生のリアル事情をご紹介します。

「同じようなポケモンしか出てこない」

この夏の話題といえば、世界中で社会現象となっている「ポケモンGO」でしょう。7月22日に日本で配信が始まってから3日で1000万人もの人がアプリをダウンロードしたというだけあり、学生たちのアプリダウンロード率は高いものでした。配信開始から1週間の時点で私が話を聞いた学生40人中、利用者は23人でした。予想より少ない印象ですが、利用者の中には「今まではSNSに依存したくないのでゲームはDLしていなかったけどポケモンGOはDLした」という人もいました。

ポケモンGOの魅力について聞いてみると、「街自体がゲームの舞台となり、ポケモンを捕まえることができる喜び」「これまでのゲームのように、主人公を俯瞰して操作し進めるのではなく、自分が主人公になり、ポケモントレーナーになる感覚でゲームに入り込める」といった声が多かったです。出現するポケモンは、初代のポケモンがメインで、ゲームボーイ版第1世代を過ごした人たちのみでなく、ポケモン第2世代以降の若い世代にとっても、子どもと一緒にアニメを見ていた親世代にとっても、馴染みやすいゲームのようです。

ポケモンGOは同じ動作の繰り返し?

しかし、利用者の大半は2、3週間で早速飽き始め、1カ月経つとすっかり落ち着き、すでに離れた感があります。利用者23人のうち約3分の2以上の17人がもうやっていませんでした。理由は様々ですが、「レベルが上がるにつれて難易度が高くなる」「同じようなポケモンしか出てこない」「電池を喰うから開きたくなくなった」などの意見が多くあがっていました。

いくらポケモンを捕まえられても、進化させることができても、同じ動作の繰り返しやある程度のレベルの到達などによって、ゲームに行き詰まってしまうのは学生も同じ。また、一部からは「ストーリー性がない」との意見もあり、ただポケモンを収集し強化していくだけで、初代のゲームのようなワクワク感がないとのことでした。現状のポケモンGOは、他のユーザーとの通信などができないことも飽きられる理由のひとつという声もあります。今後、通信機能の追加等で、飽き始めている利用者が再び熱を持って利用し始めるのかは、気になるところです。

大学生がよく利用する今流行のアプリには、前回もご紹介したsnapchat、snow、パズル系ゲーム、育成ゲームなどがありますが、単純な動作でも中毒性があり、暇な時間に気軽に何度も開いてしまったり、かわいい自撮りが撮れて友人と共有でき、コミュニケーションが生まれたりと、それぞれのアプリには強みや大きな特徴があります。

学生にとってのポケモンGOの一番の魅力は、結局、ポケモンGOを通じた「生身の人とのコミュニケーション」のようです。実際に、「食事の席でも必ずと言っていいほど話題にあがる」「ポケモンを捕まえるために一緒に出かけるきっかけになる」など、ネットやSNSでの会話が主流になる中、ポケモンGOを通してリアルと繋がりコミュニケーションがより活発化するきっかけとなったようです。今年はリオ五輪とポケモンGOで、ひと際暑く周りとコミュニケーションをとる忘れられない夏となりました。

スマホのニュースをテレビで確認

もう一つの話題、リオ五輪ですが、普段はネットやスマホで動画視聴するのが一般的な若者たちも、オリンピックはTVの大画面で臨場感たっぷりに観戦したという声が多かったです。リオ五輪で一時的にテレビへと戻ってきた若者たちですが、基本はスマホで「Youtube」や「ニコニコ動画」を見てます。生まれたときからインターネットとともに成長してきた10代、20代は「いつでもどこでも、好きなものだけ」情報をとるのが当たり前。特に、高校生の時からスマホを持つ世代は、「場所」「時間」「内容」に拘束されないメディアを好みます。スマホでの動画視聴に慣れているため、テレビを「途中から始まるメディア」と認識しているのです。

リアルタイムにこだわり、常に今を知りたい習性のため、知りたいことがどれだけ無駄なく確実に入手できるかを重視! 特にテレビで見るニュースは、スマホで得たニュースの再確認であり、「遅い」「古い」と感じています。リアルタイムである必要が高いスポーツの生中継などを除き、テレビ需要は低いのが現状です。

「好きなものだけ見たい」願望についても、バラエティで興味のないコーナーを飛ばしたり、見たいところだけを選べるネット動画が大好き! 最近の高校生、大学生のほとんどは毎日「Youtube」を見ていますが、大人と違い、スマホの画面サイズの小ささは気になりません。また、テレビは地域による放送番組の違いもあり、全国全ての番組を視聴することはできませんが、スマホなら何でも見ることができます。人気の動画サイトは「Youtube」や「ニコニコ動画」ですが、最近はテレビ局が公式アプリやサイトを作り、1週間分の番組がスマホで視聴できるサービスが増え、利用する人も増えつつあります。

暇さえあればアプリのランキングをチェックしているので、ランキング上位で気になるものはとりあえずダウンロードします。そして、必要ない、つまらないと思えばすぐに消します。今回のオリンピックでも、NHKスポーツアプリを入れている人は多かったです。2020年の東京五輪では、さらに「ネット&SNSオリンピック」が強化されること間違いなさそうですね。

中村泰子(なかむら・やすこ)
 ブームプランニング社長。山口県出身。1986年に企画集団「スキャットクラブ・オブ・ジャパン」を発足、女子高生ビジネスを立ち上げる。88年、株式会社ブームプランニングを設立し、女子高生を中心としたマーケティングやセールスプロモーションを展開。現在、未就学児から小・中・高生、大学生、OL、主婦、シニア層まで全国1万人以上ネットワークを広げ、様々な業種で企業の商品開発にかかわる。活動に関係した女子高生は10万人。著書に『「ウチら」と「オソロ」の世代 東京・女子高生の素顔と行動』など。

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