仕事でヘトヘトな日も嫌なことがあった日も、テレビや本の世界に没頭すると、ふっと心が軽くなって明日も頑張る力が湧いてくる。今年、働く女性の心を癒やし励ました最高のエンタメは? 日経WOMAN読者の声をまとめた。
【TV PROGRAM】
『半分、青い。』 (NHK)
主人公・鈴愛(すずめ)(永野芽郁)やその幼なじみ・律(佐藤健)の七転び八起きの人生を、1970年代から現代まで描く。北川悦吏子のオリジナル脚本。
鈴愛と律にキュンキュンした。一度見ると、やめられなくなる展開だった(36歳・マスコミ・事務)
朝ドラっぽくないストーリーで、朝ドラ特有の中だるみもなく、ずっと面白かった(35歳・建設・宣伝)
『西郷どん』(NHK)
明治維新をなす「革命家」で、男も女も惚(ほ)れたという愛にあふれる西郷隆盛像を、鈴木亮平が演じる。原作・林 真理子、脚本・中園ミホ。
将来を見据えて行動する西郷隆盛に共感した(50歳・自動車・開発)
鈴木亮平と島津斉彬役の渡辺謙の、気迫あふれる演技に圧倒された。男が男に惚れる感覚が分かった気がする(38歳・銀行・企画)
『義母と娘のブルース』(TBS系)
綾瀬はるか演じるバリバリのキャリアウーマンの主人公が、娘を持つ男性と結婚し、家事や育児に懸命に奔走する10年間の物語。
義母が真面目すぎて、面白い。母の娘への思い、娘の母への思いが温かく、ジーンと来た(42歳・サービス・事務)
少々、非日常的な内容だったけれど、人間ドラマとして楽しく、また切ない感じがよかった(55歳・IT・SE)
『グッド・ドクター』(フジテレビ系)
自閉症で、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年(山崎賢人)が、研修医として小児外科の世界に飛び込み、成長していく姿を描く。
主人公がハンディキャップを持ちながらも、個性を生かして周りに認められていくストーリーがよかった(28歳・建設・総務)
キュンキュンドキドキした。でも、絶対なんとかなるという安心感があり、人々が開放されていく感じがした(50歳・不動産・事務)
『アンナチュラル』(TBS系)
「不自然死(アンナチュラル・デス)究明研究所」を舞台にした法医学ミステリー。主演・石原さとみ。脚本は『逃げ恥』の野木亜紀子。
最終回までに伏線が完全に回収されていた。米津玄師の主題歌も見事にリンクしていた(38歳・信販・企画)
石原さとみさんが美しすぎるし、ストーリーも面白くてハマった。主題歌もよかった(35歳・医療・看護師)
『この世界の片隅に』(TBS系)
戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女(松本穂香)が懸命に生きていく姿を描く。こうの史代の漫画が原作。
戦争時代のささやかな暮らしぶりや、人間模様に引き込まれた。尾野真千子の役割も面白かった(51歳・医療・薬剤師)
戦時中に、一般の人がどのように過ごしていたかに関心があったので見ていた(49歳・福祉・看護師)