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新たな仲間との挑戦が、企業の成長につながる(低コストの次世代太陽電池を開発するポーランドのベンチャー企業のメンバーと沢田氏=左から2番目)

新たな仲間との挑戦が、企業の成長につながる(低コストの次世代太陽電池を開発するポーランドのベンチャー企業のメンバーと沢田氏=左から2番目)

旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)会長兼社長の沢田秀雄氏は、旅行業を手始めにテーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)、ロボットが客を迎える「変なホテル」など内外で様々な事業に手を広げ、成果をあげてきました。希代の起業家の意欲は、なお衰えないようです。連載最終回の今回は、宇宙にまで広がる夢を語ります。

◇  ◇  ◇

頭の中で今温めているのが、月旅行のプロジェクトや宇宙基地開発です。まず手がけたいのが「宇宙ホテル」建設です。地球の周回軌道には今、国際宇宙ステーション(ISS)が浮かんでいます。ISSにドッキングする形で地球から打ち上げたホテルを横付けするか、ISSの内部を改造できればいいなと思っています。

青い地球を眼下に、絶景の宇宙旅行?

地球を周回する軌道上のホテルに短期間滞在し、青い地球を眺められるような旅を提供したい。それほど遠い将来でなく、実現が可能だと思っています。宇宙にホテルがあったら快適じゃないですか。そこで1週間か、4~5日間でも滞在して、地球に帰ってこられれば、すてきだと思いませんか? 

第2弾は月面ホテルです。最近の研究の進展で、月には水があるとわかっています。その水を電気分解して水素と酸素を作れば、人間が住める条件がそろう。最低限、水と電気があればいいわけです。そこでハウステンボスで研究している太陽光発電や植物蓄電池が役に立つ。そんな日が遠からず来ると思います。

水があれば植物工場もできるから、野菜などを栽培して食料を確保できます。あんまり言うと、「ほら吹きだ」といわれるからこの辺にしておきますが、ハウステンボスで培ってきた技術で、こうやって見えてくるビジネスの芽があるんです。

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