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国民食・焼き鳥に合うのは塩か、タレか それが問題だ魅惑のソルトワールド(24)

タレ派がやや優勢かもしれない

私の肌感覚では、コンビニエンスストアで以前に比べて塩味の焼き鳥の占める割合が増えていたり、同じ鶏肉料理である唐揚げでも塩味が発売されたりしており、「塩派が多いに違いない」と考えていた。その感覚が合っているかどうか、まずは、知人友人の中から20代~60代の男女20人の食いしん坊を選出し、「焼き鳥は塩派かタレ派か」と聞いてみた。結果、「塩派」が13人、「タレ派」が4人、「お店にお任せ」が3人と、圧倒的に「塩派」の勝利であった。肌感覚としては間違っていないようだ、と安心していた。

ところが、先ほどのアサヒグループホールディングスによる調査を見直して驚いた。それによると、「絶対にタレ派」が19.8%、「絶対に塩派」は12.3%と、タレ派のほうが塩派よりも優勢で、過半数を占めたのは「焼き鳥の種類に合わせて決める」というニュートラル派(52.9%)だった。

塩のつくねもおいしい

なるほど、塩かタレ、どちらか片方に偏重するのではなく、部位に合わせて最適な調味料を選択するという、フレキシブルでニュートラルな焼き鳥の楽しみ方が主流というわけだ。たしかに塩派の私も、つくねだけはなんとなくタレを選択してしまう。なお、お店のおすすめに敬意を払っているのか、はたまた本当にこだわりがないのか、「どっちでもよい」も15.0%存在する。

塩派は「素材が良い時は塩に限る。肉のうまさが一番ダイレクトに楽しめる」などの意見がある。タレ派では「店によってタレの味が違うので、それも焼き鳥の楽しみの一つだと思う」など。部位に合わせる派は「皮はタレ、ももは塩など、自分の中でルールがある」、どっちでも良い派の意見は「お店の人が一番よい食べ方を知っているので、お任せしたほうが安心」などだ。

それぞれの派閥から繰り出されるこだわりと理由。焼き鳥が幅広い層に愛されている要因は「おのおのの好みに合わせてフリースタイルで楽しめる」という点にもあるのかもしれない。

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