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キャンパスライフ

理系オンチ、素粒子物理学に目覚める 物理ろまん主義(1)

久保田しおん

2017/7/28

初めまして、久保田しおんと申します。米マサチューセッツ州にある、全米最古の女子大、マウントホリヨーク大学での2年生をちょうど終えました。大学までも幼小中高一貫の女子校に通っていたので、 ずっと女子校で育ってきたことになります。大学では、物理・コンピューターサイエンス・哲学の3つの学問を同時に専攻する「トリプルメジャー」という学び方をしています。他にも趣味でフルートを演奏していて、大学のオーケストラでの第二首席奏者として、室内楽、そしてソロとして活動しています。

メインの専攻は物理で、特に素粒子物理学を中心に学びを深めています。この夏にはスイスとフランスの国境にある欧州原子核研究機構(CERN)という研究所で新たな素粒子を探す研究に客員研究員として携わっています。

この連載では、日米の女性教育の違い、アメリカの大学での生活、それから研究費用が削減されてしまいやすい基礎研究、そしてそれに身を投じていくことに対して私なりに思うことをお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。第1回目の今回は、私が物理を学び始めたきっかけについてお話しさせていただきたいと思います。

フルート第一首席奏者(左)と。音楽専攻で、今年の5月に卒業されました。一緒によくソロを吹いたのが思い出です

大学で初めて物理の勉強を始める

高校2年生まで、数学も物理もどうせ将来には役に立たないだろう、としっかり学んだことがなかったにもかかわらず、アメリカの大学受験時になってそれらの科目に楽しさを見出した私は、入学後、物理も数学もバックグラウンドはまるっきりゼロという形で物理の授業を取り始めました。その授業に必須だった数学の授業は、自らの乏しい英語力で教授の質問に適当に答えていたところ、意図しないまま、高校数学を修了したという回答をしており、免除されたまま物理の授業を取ることになりました。

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