大学生活の第一歩は「話しかける勇気」から常見陽平 千葉商科大学専任講師

春がきました。大学には新入生が入ってきました。Facebookを覗いてみると、会社員時代の元上司や先輩たちがお子さんの大学入学写真をアップしており、春を感じております。

私の勤務校の千葉商科大学国際教養学部は学部スタートから3期目。初年度は定員割れしたものの、その後は定員を達成し続け、本年度は定員の75人を大きく上回る89人の学生を迎え入れました。

入学式直後に成田空港へ

台湾で

本学部の名物といえば、入学式の後、すぐに成田空港に移動し海外視察に出かけるフレッシュマンキャンプ。今年は台湾に出かけました。半分以上の学生は、海外はこれが初めて。現地の日本台湾交流協会(国交の関係上、台湾には日本人大使館がなく、交流協会がその機能を果たしています)、日本企業の現地法人(YAMAHA)などにお邪魔したり、台湾の街を現地の学生と歩くなど刺激的な体験をしてきました。

3泊5日の引率は、中年男には肉体的に正直にきつかったですが、学生のキラキラした表情に癒され、疲れも吹き飛びました。無事に帰国して講義が始まったのですが、出発前と明らかに顔つきが変わっていました。

このように、新学期が始まり各大学に新入生が入ってきたわけですが、この時期に問題となるのは、「仲間探し」「居場所づくり」です。以前、ある大学の職員から「僕に友達ができないのは、大学のせいだ!」と言って学生部に泣きながら駆け込んできた学生がいたというエピソードを聞いたことがありました。約10年前に初めてこの話を聞いたときは正直なところ「どうしたものか」と思い、学生の責任だと思っていました。ただ、長年、学生をウォッチしているとこの学生の意見も分からなくはないなと思った次第です。

大学生活というのは、残酷なもので、タイミングを逃すと、友達をつくるチャンスを失ってしまうかもしれないのです。新学期が始まってから、ちょっとゆっくりしていると、いつの間にか友達グループができてしまって固定化していて、輪に入りづらくなってしまう。話しかける勇気がないと、一人、浮いてしまうこともあります。そんな悩みを、様々な大学の学生から聞きます。

もちろん、前のめりな人は、合格する前からSNSで入りたいと考えているサークルの仲間や、合格者同士とつながっている人もいたりするのですが。最近では大学の方でも対策を行っており、新入生同士が交流する場を設けています。新入生のスポーツ大会、女子会などのイベントが開催されます。もちろん、最近の大学はアルコールがうるさくなっているので、ノンアルコールです。

さらには、大学では少しでも会話する場が増えるように、ふらりと寄ることができるラウンジなどを設置しています。それでも仲間がいない、あるいは人と一緒にいるのが苦手な人のために、一人でも恥ずかしくないようなカウンター席を学食、カフェテリアに設けるなどの工夫もしているのですが。

とはいえ、あの手、この手を尽くしても、なかなか友達ができない人もいるのも事実です。別に昔から孤独だったわけではなく、中学、高校時代はむしろ友達が多かった人もいるのですが。学生たちの様子を見てみると、どうも大学の友人は周波数が合いそうな人がいない、どの人たちと仲間になるべきかイマイチ決めることができないということで悩んでいる人もいるようです。

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