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2018年度就活の旅  今、すべきこと

常見陽平 千葉商科大学専任講師

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NIKKEI STYLE

「もうすぐ上場ネット企業の最終面接なんですよ。内定が出たら、1カ月しか待てないと言われているんです。どうすればいいですか?」

都内の女子大生からこんな相談を受けました。2月半ばの出来事でした。同時期に会った別の学生は、大手企業の会社説明会とSPI試験の帰りでした。

この原稿は、名古屋で開催された合同説明会からの帰りの新幹線で書いています。昨年を大きく上回る動員だったそうです。私が登壇した講演会場は超満員で立ち見まで出ていました。企業ブースも完売状態で、参画をお断りしている状態でした。

というわけで、皆さんお気づきの通り、就活は始まっていると言っていいです。本来は大学生の就活は3月1日に広報活動解禁、6月1日に選考解禁のはずなのですが。就活がますます本格スタートする3月1日を前に、就活生の皆さんが今、取り組むべきことをお伝えします。

就活スケジュールを立てよう

まずは、今、わかっているスケジュールを書き出してみましょう。就活は時間との闘いだからです。合同企業説明会、各社の説明会などの一部はもう情報が開示されています。エントリーシートの締め切り日、面接など含めてです。開示されていない場合でも、先輩たちの情報や就職情報掲示板、キャリアセンターの情報などから昨年のスケジュールはだいたいわかります。これらの情報をもとに、仮想スケジュールを書き出してみましょう。もちろん、大学の予定なども合わせて、です。

なお、スケジュール管理に関してですが、私はGoogle Calendarなどのウェブベースのカレンダーを1週間モードで使うことをオススメします。1週間の時間をひと目見て把握し易いこと、細切れの時間も含めて自分の持ち時間がわかりやすいこと、未確定の予定などを色分けできることなどからです。このあたりは好みもあるかと思うので、自分に合ったツールを使いましょう。

書き出してみて、焦る人もいることでしょう。そう、意外に時間がないのですよ。もともと就活の長期化が問題視され、是正されたわけですが今度は逆に短期決戦になりました。自分の持ち時間がどれくらいあるのか、いつごろ忙しくなりそうか。今から把握しておきましょう。

汎用的なエントリーシート、自己PRのツールなど、武器を用意しておこう

就活は先手必勝・先行逃げ切りです。早め早めに仕掛けていきましょう。前述したとおり、3月に入ってからは大忙しになります(今も既に忙しいかと思いますが......)。焦らずにすむように、事前準備をすすめておきましょう。

この時期に汎用的なエントリーシートをつくっておくと後々、楽です。自己PR、学生時代に力を入れたこと、主に受ける業界の志望動機などをいったん書き上げておき、キャリアセンターのスタッフや、先輩や友人に添削してもらっておきましょう。

もちろん、この段階のものは完成形とは言えません。実際に、会社説明会やOB・OG訪問などで集めた情報をもとに、それぞれ徐々に変化していくことでしょう。各社に同じようなシートをコピペして送るのはNGで、各社の特徴や、書けるスペースに合わせた調整は必要です。とはいえ、一度仕上げて、ブラッシュアップしておいたほうが良いでしょう。3月に入って、ゼロから書くよりずっといいです。

この汎用的エントリーシートとも関係するのですが、OB・OG訪問や面接の際に、自分をアピールするための材料をまとめておくと良いでしょう。美大生は就活の際に、自分の作品などをまとめた「ポートフォリオ」と呼ばれるものを用意します。

これは、美術系以外の学生も真似できるものです。例えば、スマホ、タブレットなどに自分の学生生活を物語る写真数枚をまとめておくと、相手に自分のことを理解してもらう際に便利です。スケッチブックにまとめるという手もあります。エントリーシートには、図や表、写真を載せてもOKな場合があります。これらのものも一度、まとめておくと良いでしょう。

大本命の業界・企業については3月1日より前に、一度研究を終えておきましょう。3月になってからでは遅いです。解禁後に、会社説明会などで具体的な質問ができるように、さらにその業界や企業に行くべきかどうか判断するためにも研究を進めておきましょう。

このように、3月以降の活動を効率化するために、いったん武器をまとめておくと楽です。忙しくなる前に準備しておきましょう。

最後に。今年も売り手市場だと予想されています。企業の採用活動の様子を見ていても、意欲の高さを感じます。若手人材に対する飢餓感すら伝わってきます。でも、実は売り手市場の時こそ、注意しなければいけない点もあるのです。

こういう時期は、早期に学生を囲いたいがゆえに企業の採用活動も乱暴になりがちです。早期の決断を迫られたりもします。いわゆる「オワハラ(就活終われハラスメント)」のようなものも横行します。求人自体は多数あるものの、皆さんもどの企業でもいいというわけではないかと思います。なんとなく入社してしまうと、後でギャップ、ミスマッチに苦しむことになります。

売り手市場とはいえ、第一志望の企業に入るのは簡単なことではありません。行きたいあの企業は、常に買い手市場なのです。社会と企業の変化も意識してください。特に、働き方の改革、グローバル化への対応、新規事業への取り組みがどうなっているかは注目するべきポイントです。

間もなく本格化する就活ですが、納得のいく内定に至るために一歩踏み出してください。応援しております。

常見陽平(つねみ・ようへい)
 北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演に没頭中。

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