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米英での就活で仕事観確立 実力不足感じ大学院進学決意

アメリカ南部奮闘記(7)

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NIKKEI STYLE

皆さんいかがお過ごしでしょうか。もう初鰹が美味しい季節ですね。前号でお伝えした通り、エディンバラにおりますが、楽しい交換留学も終わりに近づいてきました。私は今学期で大学3年目を終えます。この過去の1学期、いろんな体験をし、実にいろんな事が起こりました(知らない場所へ沢山でかけたり、カウチサーフィンをしたり、一生涯の友達に出会ったり、恋をしては失恋したり、企業から内定をもらったり...)。特に自分の将来に影響するような出来事もいくつかあり、今回はそれらについて書いています。

日系企業の内定得たが...

2ヶ月ほど前、私はとある日系企業から大変ありがたいことに内定をいただきました。結局その企業からの内定は辞退させていただきました。理由を簡潔にすると、やはり自分の将来のやりたいことと違うと感じたからです。ロンドンキャリアフォーラム(ボストンキャリアフォーラムのロンドンバージョンです)の経験などを通じ、自分の仕事観がより確立されると同時に、卒業後の進路に対して私はいい意味で「選り好み」ができるようになったのではないかと思います。ロンドンではあいにく第一志望の企業から内定をいただくことはありませんでした。上手くいったと自己評価した二次面接を通過できず、無念と悔しさがあまりますが、これも就活の一貫、または人生の一貫なのでしょうか。第一志望の企業に受からなかったことを踏まえ、本格的に修士・博士課程の受験に力を注ぎたいと思っています。今の自分にはまだやりたいことが十分行える実力が備わっていないという教訓を受け取りました。

では、半年先の修士・博士受験のために、今何をするのか。特に大学最後の夏、レジュメの1行目にくる、立派な何かを成し遂げる必要があります。去年の秋からいろいろと応募しては落選の連続でしたが、先月、めでたくインターンシップとリサーチの両方の機会を得ることができました。一つは日本、もう一つはアメリカで行うので、移動費(航空券代)がかさんでしまいますが、学校からの夏の活動へ当てる奨学金と、帰省してからのアルバイト代でなんとか賄う予定です。何より、お金で買うことのできない経験なので、これらの機会を最大限に活かしたいと思っています。

レジュメを充実させることも重要ですが、もう一つやらなくてはならないことがあります。それはGREという、アメリカの大学院入試には必須のテストの対策を行わなければなりません。アルバイトにインターンシップにリサーチとすでに盛りだくさんの夏ですが、試験勉強で更に忙しくなりそうです。

「社会のために」が動力源

これらの努力をする第一の動力源となるのは、自分でも上手く表現できませんが、「これを勉強することで社会のためとなる新しい価値を創造することができる」ことへの漠然としたワクワク感、なのかもしれません。実際、今まで突っ走ってきた人生の中で、うまく言葉で正当化できたアクションはかなり限られています。いつも「勘」が働いて、「これを頑張れば人生がうまくいくはず」というように体が流されていたような気がします。また、もう一つの動力源としては、「未知」へ対する恐怖だと感じます。世界のすべてを知りたいとまでは思いませんが、自分の場合、世界が面する「水不足の危機」に対し、人間がどのように対処することができるのか、大学院で「知識の武装」を行わなければ、とつくづく思いました。3つ目に、「社会への帰属感」を高めたい、という思いが自分にはあります。母と妹と、3人だけの家族で暮らしてきた分、もっと大きな母体に所属したい、という願望が、自分は他人より大きいのかもしれません。「有用な人間」になることで、社会の一員としての自信を高めると同時に、これまで自分を支えてきた「周り」への恩返しになるとも思いました。そして最終的には「自分の存在意義」を追求した結果、現在設定した目標へ向かって頑張ることがその「意義の確立」への第一歩だということ気づいたのも自分にとって重要な動力源です。

就職活動より受験が簡単なのかと問われれば、「ノー」と私はきっぱりこたえることができます。今まで情報収集してきた分、どれだけ競争が激しいのか自分ではよく理解しています。しかし、職につくのと違って、受かればしたい研究が必ずできる点は魅力的です。変動が多い世の中、「確かな」ことは貴重だと思います。修士・博士課程は「確かな」努力と時間をもって、「必ず」私を理想の将来に近づけることができると信じて、今からギアを入れて、がんばります。

香山葉子(こうやま・ようこ) 千葉県出身。1996年生まれ、市川学園中・高(千葉県市川市)を卒業し、米ワシントンアンドリー大学在学中。趣味はバスケ・料理・歌うこと。日・中・英・仏の4カ国語を用い、将来は発展途上国でテクノロジーを通じて価値を創造する働き方をしていきたい。

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