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私たちはなぜHult Prizeに惹かれたのか

Hult Prize @北大2018(1)

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NIKKEI STYLE

みなさん、こんにちは。私は北海道大学(以下、北大)Hult Prize(ハルトプライズ)キャンパスディレクターのEsma Esra Onay(エスマ・エスラ・オナイ)と申します。Hult Prizeという世界規模の大学対抗ビジネスコンテストを知っていますか? 直面する国際的な社会問題に、大学生達が自身の専門性を生かして立ち向かう。そして世界一を勝ち取った優勝チームには100万ドルの投資が送られます。

近年では"学生のノーベル賞"とも呼ばれており、世界中の数多くの学生が大会に参加しています。オフィシャルパートナーは、ビル・クリントン元大統領、国際連合、EF、Hult International Business Schoolです。日本ではHult Prize Japan がHult Prize のメイン事業である日本国内の Flagship Competition サポートと National Program(日本大会)の企画及び運営をしています。

「1000万人の生活を変えるエネルギーの利用」

2017年度のHult Prizeのテーマは"1000万人の生活を変えるエネルギーの利用"です。このテーマは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の第7目標である"すべての人に対するクリーンエネルギーの確保"に該当します。今年度のテーマは、他の国連SDGsと関連があり、エネルギー利用の影響を受ける6つの重要な領域(接続性、交通、食料、水、健康、教育)へと細分化されています。

北大をはじめ日本国内の20の大学、600人以上が参加し、"エネルギー利用を通じて2025年までに1000万人の生活を変えることができ、将来性があり、持続可能な会社を築くことができるか?"という課題に対して、各々のアイデアを提案しました。

日本人学生と留学生の文化交流の場に

私は北大のキャンパスディレクターに選ばれた瞬間から、どのようにして参加者にとって最も有意義で包括的なプログラムを創るかを考えてきました。私はHult Prizeを単なる競争としてではなく、日本人学生と留学生が文化交流を通して知識を共有し、新しい価値を創造するためのツールだと考えています。

さまざまな国や分野の学生と交流しながら、社会的利益の向上に取り組むことは、知識と経験を習得し、将来のつながりを築く絶好の機会です。私の生まれたオランダでは学生が激しい競争に晒されていて、コミュニケーション、チームワーク、時間管理など、大きなプロジェクトに必要なスキルの習得をするための課外活動やコンテストに参加する傾向があります。

一方、日本の学生は将来のキャリアを築くために就職活動に集中する傾向があります。私は日本に来てから1年経ちましたが、私は非言語能力をさらに伸ばしてきました。日本の同世代と一緒に何かをしたいと思い、Hult Prizeのキャンパスディレクターになることを決めました。2年前からHult Prizeに参加する北大は、日本における先駆者です。その経験を生かし、2017年は11月のスタートから多くの文化交流やワークショップを開催し、今後も継続していきます。国内では最も先進的で包括的なプログラムを有していると自負しています。

Hult Prize実行委員会と参加者たちは、すでに海外の大学との競争に向けてスタートアップのアイデアを生み出している最中です。私たちの挑戦を広く社会に伝えるためにも、この記事を通して多くの人に知ってもらい、メディアにも掲載されることを願っています。

北大生がHult Prizeに参加する意義

では北大生がビジネスコンテストに参加する意義とはなんでしょう? この期間に北大でどのようなことが行われたのか、ビデオを通じてご覧頂きたいです。

"シャイ"な日本人のブレイクスルー

多くの大学のHult Prize参加チームの特徴は、参加者の約半数が留学生で占められることです。北大にも留学生や帰国子女、もしくは勉強によって英語を話せる人は増えてきているように思います。多くの北大生は将来、海外で仕事をしたり海外の人と仕事をしたりすることになるでしょう。

日本人はよく英語が苦手、特にディスカッションなど自分の意見を言うことが苦手と言われています。ですが、北大生が英語で自分の意見をぶつける機会はまだ多くはありません。留学や海外でインターンなどを経験しないとなかなか自信を持てない......、そんな声を聞きます。しかし、これは少し時間が経つとちょっとずつ変わり始めます。全員ではありませんが、日本人学生が自信を持って話せるようになっていきます。それはなぜでしょう?

理由は情報収集の方法にありました。多くの留学生にとって北大のような日本の大学の図書館は情報を集めるのには不向きだったのです。図書館で日本語の本で集めることが難しければ、ネットの英語の記事に頼るしかありません。しかし、日本人学生にとっては蔵書数の多い大学の図書館は強い味方になります。本を読んで情報量をあげれば、自信をもって話すことができます。

知識は言語の不得意を補うのですね。情報量を増やして自信をもって話せれば、周りの目も変わってきます。必要なのは完璧な英語を話すことではないのだと思います。Hult Prizeでは情報量をもって、日本語以外での発言力をつけることができます。

参加者たちの声

以下は今年度、Hult Prizeに参加した人たちの声です。

[Nour, Palestine] 'I joined Hult Prize this year for several reasons; to enrich my college life with new experiences, to acquire new skills in social business, and to learn more about this year challenge; which is related to harnessing energy. Our idea was to develop echo-friendly vans in the rural areas of the United States to provide tele health services and to minimize energy consumption on distant health trips. Although my team was not chosen to proceed in the competition, this experience was a good opportunity to meet creative people, it also opened my mind to new possibilities for my future career. Most importantly, this experience allowed me to practice leadership skills, communications skills, presentation skills, and business start-ups.'

[Thao, Vietnam] 'There are two reasons that have encouraged me to join Hult Prize. A first is working together as a team with friends from various countries and diverse backgrounds. I have also been able to learn from other teams, especially the innovation and the sustainability of their ideas. All of us are busy with our own experiments, but Hult Prize has taught me the importance of team work. I realized that for a team to move forward, every member needs to contribute a certain amount effort and time.'

[Erika, Japan] 'I wanted to improve my English during my college life. I wanted to work on something with students from different backgrounds. To build our startup, our team met up until six times a week! Although it was busy, it was a wonderful opportunity to develop myself, and to expand my view. Looking back, it was one of the happiest and most alive moments of my life. After Hult Prize I care more about social issues and I am more active.'

[Afif, Indonesia] 'Personally, joining HULT Prize was a great challenge. It was not solely a business competition, but more about how you manage things from the very scratch to the very end. It shows you different perspectives on how to deal with problems, to collaborate with others, and, the best thing is, it gives you the opportunity to meet and shape the greatest of irreplaceable memories with many brilliant people.'

[Ralahy, Madagascar] 'What pushed me to apply for Hult Prize was my strong desire to bring change among new generation through social entrepreneurship. Hult Prize is such an amazing experience. It is unique in its kind. I was surprised how it has allowed me to unleash hidden potentials. If I was asked to describe my feelings all along the whole process, I would qualify it as "awe". It was fun, exciting, resourceful, joyful and interesting most of the time. We have learnt so many things, meet new people sharing the same passion and made bunch of friends. We got second place at Hokkaido University and will represent Japan in Shanghai! Frankly, we could not be happier and more proud of what we have achieved so far. Now, we are even more excited and determined to continue the unique journey of Hult Prize.'

[Daniel, Austria] 'I dream of making my ideas useful to society, but shunning governmental action, I hope to do so via marketable concepts. Naturally, Hult Prize was a good fit. But having spent my whole career pursuing academic studies in biology, there was much I didn't know about the business world. Apart from having had a good time throughout, I made friends who will remain a part of my life, and I got a better understanding of entrepreneurship, which is bound to pay off in my future life choices.'

「優勝したチーム 杉浦 秀一」私達は北大の学生チームで、北大のハルトプライズを受賞しました。3月にはサンフランシスコで地域決勝を行います。チームは3人のインド人学生と1人の日本人学生で構成されています。LED電球のような省エネルギー機器を革新的な資金調達技術で、手頃な価格で利用できるようなソーシャルビジネスの創造を目指します。世界の温室効果ガス排出量を削減するだけでなく、開発途上国の人々の生活水準を向上させることができます。

北大からは4チームが地区大会に

今、その目標を現実のものにするべく、メンバーは懸命に働いています。既にインドでパイロットプロジェクトを進めており、モバイルアプリケーションとそのスタートアップのためのハードウェア開発に取り組んでいます。私達は、サンフランシスコで行われる地方大会で他の優勝チームと会えるのを楽しみにしてます!

最終大会の前にまず、日本代表として北大からは4つのチームが3月9、10日にサンフランシスコ、上海、メルボルンそしてナイロビで行われる地区大会へ参加します。彼らの各大会での勇姿をHult Prize at Hokkaido UniversityとHult Prize Foundation の運営するソーシャルメディアのフォローを通じて追って頂きたいです!

お問い合わせ、来年度の開催については以下の連絡先にご連絡を頂くか、HPをご覧ください。

Hult Prize @ Hokkaido University 実行委員会

Website  http://hultprizeat.com/hokkaido

Facebook https://www.facebook.com/hultprizeHU/

Instagram https://www.instagram.com/hultprizehu

E-mail  hultprizehokkaido@gmail.com

Hult Prize Japan

Website  http://www.hultprize.org/national/japan/

E-mail  hiro.sano@hultprize.org

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