ゆがみの原因 そしゃく筋をほぐすケア

そこでまず、普段から大きな力が加わって顔をゆがませる、そしゃく筋の「咬筋(こうきん)」を効率よくほぐすセルフケアから行おう。ゆがみがとれると、フェイスラインのたるみや口角の下がりが改善される。

アプローチするのはココ

あごの関節には、固いものを食べるときで20~30kg、睡眠中の歯ぎしりでは100kgもの負荷がかかるとされる。その結果、そしゃく筋の中でも大きな「咬筋」が緊張し、顔をゆがめて口角を下げる原因に。特に咬筋の下部は硬くなりやすいため、念入りにほぐすのがポイント。

口角の下がり


(1)咬筋に反対の親指を引っかけて固定
ほお骨の下に反対側の親指の腹を当て、口を軽く開け閉めして動く太い筋肉(=咬筋)のへりに引っかけて圧をかける。4本の指は軽く握り、人差し指の側面をエラの骨に引っかけて固定。
(2)(3)筋肉をとらえて「あぐあぐ」と口を開け閉め
両側から咬筋をはさんで親指でしっかり押さえながら、「あぐあぐ」と口を開け閉めして6セット繰り返す(声は出さなくてOK)。
筋肉に沿って計3カ所+反対側も

ほお骨の真下~あごの上まで、親指を下にずらしながら3分割して繰り返し、反対側も同様に

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表情筋をゆるめるとほうれい線が消える