いつ何にかかる 新年は手帳で家計管理、まず予算記入

NIKKEIプラス1

次は、表の予定と予算を来年の手帳に書き写す。旅行や保険料の引き落としのように、正確な日にちまでわからない予定はマンスリー版か、該当月の第1週のページに書いておこう。

共働きは管理方法確認

手帳に「娘の誕生日」と書く人は多くても、予算を書く人は少ない。手帳を見た時に「いつ・何に・いくら」お金を使うという心の準備があることで、気持ち良くお金を使える環境ができる。

さらに共働き世帯はこの機会に、家計の管理方法を確認しよう。

共働きの場合、それぞれに付き合いがあるものの、収入が2つあるため、「共働きだから何とかなる」と、支出が膨らみがちだ。その半面、相手の収入や貯蓄を知らない夫婦も少なくない。

人生100年時代に備える家計をつくるには、家族としていくらの収入があり、いくらの貯蓄ができたのかを共有しておく必要がある。

企業に置き換えて考えてみれば分かるだろう。社長はファイル1冊の仕入れ価格は担当社員に任せていても、売り上げや利益といった全体のお金の流れは把握している。家庭も同じだ。

情報共有で解決

食費や日用品といった日々の支出は夫婦の得意な方や、生活スタイルに応じて便利な方が管理すればよい。しかし、家計全体のお金の動きは、共働きなら2人で共有しておかなくてはいけない。お互いの収入や貯蓄がわからないままでは、マイホームの購入も教育費も、どこまでお金を出すことができるか、不透明になってしまうからだ。

どうしても収入を言いたくない場合は子どもの教育や老後など、家族や夫婦として必要なお金だけは、共通認識の下でためるようにしよう。

「相手に任せているけれど、いくらためているかわからない」「自分ばかりが払っている」という不安や不満は情報を共有すれば解決できる。

来年は「いつ・何に・いくら」を手帳に書き込み、楽しくお金が使える年にしよう。

(ファイナンシャルプランナー 前野 彩)

[NIKKEIプラス1 2018年12月15日付]

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