新年の金運上昇を願い財布を新しくする人は少なくない。「春」に「張る」をかけ、お札がいっぱい詰まるということから「春財布」とも呼ばれ、縁起がいいとされている。2019年新春のイチオシは何か。昨年の「金運呼ぶ『春財布』 2018年のイチオシはこれだ! 」に引き続き、東京都内の3つの百貨店のバイヤーに聞いた。
■伊勢丹新宿店メンズ館
伊勢丹新宿店メンズ館でレザーグッズを担当する井波亮バイヤーのおすすめはスマイソンの「PANAMA(パナマ)コレクション」とメゾンタクヤの長財布。
スマイソンはいわずと知れた1887年創業の英国ラグジュアリーブランドで、文房具や革小物などが人気。中でもパナマコレクションはスマイソンを象徴する存在として知られている。「質感の美しいクロスグレインレザーと呼ばれる小さなひし形の格子模様の型押しが魅力」と井波さん。
二つ折り財布を開くと、左側に4つのカードスリット、右側には小銭入れと、その下にカード用スリットがあり、収納力は抜群。「品のあるカラーは、ネイビーの財布に飽きてしまった方にもおすすめ」という。
メゾンタクヤはフランス人デザイナーのフランソワ・ルッソ氏が立ち上げたラグジュアリーレザーのブランド。ポリシーは完全ハンドメイドをうたう。井波さんが挙げた長財布の表面は定番色、ネイビーでも「インペリアルブルー」と呼ばれる深みのある色味で、内側の「落ち着いたベージュと運気を上げるイエローを差し込んだ配色」がおすすめのポイントだという。色使いが確かにしゃれている。