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35歳からの「力試し転職活動」が命取りになる理由 ミドル世代専門転職コンサルタント 黒田真行

2018/12/21

転職には今も「年齢の壁」が立ちふさがる。写真はイメージ=PIXTA

転職サイト「doda」がビジネスパーソンを対象に実施した「転職成功者の年齢調査」(2018年上半期)によると、「転職に年齢は問わない」と考える人が58.6%と過半数を占めているそうです。しかし、実際の転職活動の成否は、年齢によって大きく変化します。35歳から5歳区切りで求人が激減する年齢の壁は、人手不足の今も厳然と存在するのです。今回は、35歳以上の方々が転職する際に押さえておくべきポイント、具体的な戦略・戦術を確認していきます。

■力試しの転職活動が招く不幸

転職には不安がつきものです。

私が転職相談で日々お会いする方々の中でも、初めて転職活動している方や、未経験の業界や職種に挑戦する方などは特に、転職後にうまくなじんでいけるかどうか、不安を感じているケースが目立ちます。逆に経験値が高く、年齢が高くなればなるほど「転職後が不安」派は減少し、「転職に自信あり」派が増えていきます。

仕事上での成功経験が増えスキルの習熟度が上がるほど、つまり年齢が高いほど、自分に自信がある人の割合が増加するのは当然のことかもしれません。しかし、この「自己信頼の高さ」は、転職活動にとっては功罪両方の影響を及ぼします。

プラス面での効果は、自信を持った言動がキャリアをプレゼンテーションする際に堂々とした強い印象を生み出すもとになり、結果的に面接官に対して自分自身を魅力的に見せるというもの。逆にマイナス面は、自信が強すぎた場合に、傲慢で偉ぶった印象になってしまう懸念があるということです。

また、面接のコミュニケーションでの印象だけでなく、転職活動そのものに対するスタンスをゆがめてしまうリスクもあります。その代表的な症状が「自分をいくらで買ってくれるのか。あなたが提示するポジションや条件次第で、私は貴社に転職するかどうかを検討します」という態度が、あからさまに出ることです。

転職活動において「自分をいくらで買ってくれるのか」というスタンスが成立するのは、転職支援サービスを使っていない人に対して企業側の代理人がさまざまな手法で口説きにいく、文字通りのヘッドハンティングの場合だけです。

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