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格安SIM、自分のスマホでお試し UQのサービス快調

格安SIM最前線

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NIKKEI STYLE

「格安SIMに乗り換えたいけど、自分の生活圏内できちんとつながるかが心配」という人は多いのではないか? スマートフォン(スマホ)は今や生活に欠かせない存在だけに、乗り換えてから「遅くて使えない」という事態は避けたい。そんな人たちに向け、格安SIMを自分のスマホに挿して試用できるサービスがUQ mobileの「Try UQ mobile」だ。

これまではインターネットで申し込むだけだったが、9月から店舗でも受け付けるようになり、予想以上の成果を上げているという。サービス内容と狙いを聞いた。

店舗で格安SIMが借りられる

UQ mobileは、KDDIグループのUQコミュニケーションズが仮想移動体通信事業者(MVNO)となって提供する通信サービス。「auのサブブランド」とも呼ばれる。

記事「新iPhone登場でスマホ見直し 携帯会社に3つの選択」でも紹介したように、サブブランドの強みは価格とサービスのバランスにある。メインブランドよりも通信コストが安い上に、MVNOの弱点といわれる実店舗を活用したサポートなどにも力を入れているのが特徴だ。

そのUQ mobileが全国180カ所以上に展開する専門店「UQスポット」で2018年9月から始めたのが、店頭での格安SIMのお試しサービスTry UQ mobile。

Try UQ mobileというサービス自体は2016年7月から提供している。ただこれまではUQ mobileのウェブサイトから申し込む必要があった。それを実店舗で行えるようにしたのだ。

対応機種かも店頭で確認

店頭でTry UQ mobileの利用を申し出ると、SIMカードが貸し出される。貸出期間は15日間で、利用料金は無料。電話は掛けられないが、500メガバイト分の通信容量が付いてくるので、UQ mobileの通信品質やエリアを確認するには十分だろう。

借り受けたSIMカードで通信するには、いま使っているスマホにSIMをセットしたり、初期設定を済ませたりしなければならない。そこで、Try UQ mobileの利用者には、SIMロックの解除方法から初期設定の手順までを詳細に解説した使い方ガイドが渡される。

ただ格安SIMを利用するには、自分のスマホでSIMロックが解除できるのか、UQ mobileのサービスを利用できるのかを確認する必要がある。そのため、店頭にはUQ mobileのウェブサイトで公開されている動作確認済みの端末一覧にアクセスする2次元コードが用意されている。

ちなみに店頭の申し込みで試用できるのは格安SIMだけだが、ネットではUQ mobileが取り扱う「格安スマホ」も選べる。すべての機種が借りられるわけではないが、根強い人気を持つファーウェイの「P20 lite」や、最新機種の「OPPO R17 Neo」といった主要な機種から選択できる。

反響の大きさは予想以上

「クルマなら試乗、衣類なら試着ができるのに、契約をともなう通信サービスが試せないのはおかしい」とこのサービスを始めた理由について語るのは、UQコミュニケーションズの西山暢一氏(営業部門販売促進部長)。

MVNOではエリアの広さよりも通信品質が注目されがちで、格安SIMに対し「安かろう悪かろう」のイメージを抱く人も少なくない。しかし、西山氏によるとUQ mobileを利用しているユーザーからは「通信品質にも満足している」という声が多いという。このギャップを埋めるために始めたサービスがTry UQ mobileというわけだ。

その効果は予想以上に大きく、格安SIMのイメージ打破に一役買っているようだ。「Try UQ mobileの開始当初は契約につながる割合が2桁に乗ればいいと考えていたが、実際の契約数はそれを大きく上回っている」(西山氏)

9月から店舗での申し込みを始めたのはiPhoneの新機種が発表される時期だったから。例年、このタイミングで他社からの乗り換えを含む新規契約が増えるため、その需要を狙った形だ。ただ利用者の反響や店舗側の負担も未知数だったことから、当初は店頭での貸し出しを11月末までの限定キャンペーンとしてスタートした。

反響は予想以上だったようだ。店頭での申し込みが可能となった9月以降、店舗を通じた申し込みがTry UQ mobileの約半数を占めるという。

年度末に備えて体験する人も

同様の試用サービスを手掛けるMVNOは少ない。大手のMVNOでは、イオンリテールの「イオンモバイル」が、最大1週間のレンタルサービスを一部対応店舗で実施している程度だ。

しかし、潜在的な需要は大きい。Try UQ mobileを行う「UQスポットアルカキット錦糸町」では「毎日必ず何件かは申し込み希望者や問い合わせがある」(島田敬輔店長)。当初は若年層が多かった利用者の年齢層も、徐々に上がっているという。

利用しているのはMVNO初心者だけではない。他社のMVNOを利用している人も、UQ mobileの通信品質を確認するためにサービスを利用するケースも増えているとのこと。さらに年度末に端末の買い替えや買い増しを考えている人が、つながりやすさや通信品質を確かめるため、早めにサービスを利用するケースもあるという。

2018年9月に総務省が発表した資料によれば、契約数3万以上のMVNOは900社を超える。格安SIMを無料で試せるお試しサービスは、増え続ける事業者どうしの競争を生き抜く上でも、強力な武器となっていきそうだ。

(ライター 松村武宏、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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