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スパークリング日本酒としゃぶしゃぶ 年末年始に食す

村山らむねの贅沢お取り寄せ(6)

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NIKKEI STYLE

乾杯酒というのがあって、世界的にはシャンパンなどのスパークリングワインでの乾杯が一般的といえます。でも最近、特に女性を中心に人気が出始めているのが、日本酒のスパークリング。日本酒の持つやわらかな甘味がスパークリングで弾けて、飲みやすい楽しいお酒になっているのではないでしょうか。

冷やして乾杯酒として飲むのはもちろん、食中酒としても愛飲する人が増えているようで、よく行くイタリアンでも、スパークリング日本酒がかなり前から入っていました。女性客が「獺祭」のスパークリングや「すず音」を注文しているのを聞き耳を立ててまねしたのが、私が初めてスパークリング日本酒を試したきっかけです。

夏はもちろん、冬の暖かい鍋パーティーやちょっとしたパーティーの場でも活躍するでしょう。大きく2種類あり、スパークリングワインと同様の瓶内二次発酵のものと、炭酸ガス注入のものとあります。

ところで、スパークリング日本酒の瓶、小さいサイズが多いのにお気づきの人もいるのでは。瓶内二次発酵のものは、扱いやすいように250ミリリットルの瓶のものが多いのです。開栓時の吹き出しにはスパークリングワイン同様、いや、それ以上に気をつけていただけるといいかと思います。蔵元によっては、開栓の方法を動画で公開しているところや、贈答には使わないでと注意しているところもあります。

瓶が小さいものは価格も比較的安いものが多いので、いくつか取り寄せて飲み比べてもいいですね。

まずご紹介するのは、兵庫県の「富久錦」から。

<富久錦>
スパークリング純米酒 Bucu(ブク) 250ミリリットル 810円 (税込み)
http://fukunishiki.shop7.makeshop.jp/shopdetail/003000000002/

瓶内二次発酵のスパークリングです。精米歩合70%の純米酒を元にしています。この富久錦は兵庫県加西市産のコメを100%使用しているという、地元産にこだわった酒造りをしている蔵元です。播磨の国の田園地帯風景がサイトにもありますが、播磨の風土で育ったコメでの純米酒。天保10年創業と歴史がありますが、モダンなラベルにちょっとユーモアを感じさせるネーミング。老舗ほどちょっとモダンというのを体現しているのではないでしょうか。冬限定の、Bucuロゼも販売されています。

次は福島の「奥の松」です。

<奥の松酒造>
奥の松 純米大吟醸スパークリング 290ミリリットル 605円(税込み)
http://okunomatsu.co.jp/sparkling/22112.php

こちらも290ミリリットルと小さなボトルです。このくらいのボトルなら私にも飲みきれます。精米歩合は50%ですっきりした飲み口と思われます。この奥の松酒造も300年の歴史を背負う老舗で、安達太良山の麓の二本松の蔵元です。二本松で造り酒屋といえば、高村光太郎の妻、智恵子の実家を思い出します。彼女の実家は「花霞」を造っていたそうです。二本松は酒処なんですね。

最後にご紹介するのは、宮城県の「一ノ蔵」。

<一ノ蔵>
https://www.jizakeshop.co.jp/SHOP/10614.html
一ノ蔵 スパークリング純米酒 720ミリリットル 1512円(税込み)

一ノ蔵は「すず音」の蔵元です。すず音は20年の歴史をもつ、スパークリング日本酒の草分け的存在。すず音で、スパークリング日本酒のおいしさを知った人も多いのでは。この一ノ蔵スパークリング純米酒は、すず音に比べて発泡が弱く、扱いやすい一瓶になっています。白こうじを利用しているということで、クエン酸の酸味が特徴。上品な濁りと微発泡で、主役にも料理の脇役にも。ただ、数が限られているので、入手はお早めに。

年末年始に、ちょっとごちそうをお取り寄せという方も多いかと思います。ぜいたくなお肉を、という方にぜひお勧めしたいのが、しゃぶしゃぶ用お肉。

というのも、牛肉などのステーキ肉を私も何度か取り寄せましたが、焼くのは結構難しいのです。せっかく高級なお肉を注文しても、焼きそこねてしまってはもったいない。なので、我が家ではお肉のお取り寄せは、しゃぶしゃぶやすき焼きを取り寄せるようにしています。しゃぶしゃぶなら、よほどのことがなければ失敗しませんから。

まずは、定番の牛肉のしゃぶしゃぶ。

<米沢牛黄木>
米沢牛モモしゃぶしゃぶ 300グラム 4500円(税別)
https://www.o-ki.co.jp/user_data/family_shabushabu.php

以前は牛肉も霜降りたっぷりのロースを好んでいましたが、最近は多少さっぱりしたモモ肉のほうが、胃にも財布にも優しいということで、どの店でもよく注文します。米沢牛は三大ブランド牛の一角を担うとされます。山形県置賜地方の一定の基準を超える黒毛和牛ということです。私は一時期、置賜地方の高畠で無農薬農業の取材をしたこともあって、非常に米沢牛には親しみを感じています。自宅用にも、贈答用にも、喜ばれることは間違いないですね。

次に、鴨(かも)しゃぶ。

<鴨専門店カナール>
本鴨鍋セット 4968円(税込み)
https://kamonabe.jp/?pid=112366917

こちらは以前、試食会で食べたことがありますが、本当においしかったです。鴨のうま味が存分に花開く一品です。餌にもこだわったという鴨のお肉もおいしいのですが、何よりもスープが極上です。鴨肉300グラムと鴨つみれ100グラム、そしてスープのセットです。好きな野菜と合わせますが、鴨肉にはやっぱりネギ。そして、水菜やしいたけなどを用意されるといいでしょう。

最後に、現在注目されるジビエから、鹿肉のしゃぶしゃぶ。

<道東物産 北のグルメ事業部(加工業者)>
鹿しゃぶ1キログラム(ロース肉約500グラム+モモ肉約500グラム) 3580円(税込み)
https://item.rakuten.co.jp/kitanogourmet/shikashabu001/

最近注目を集めるジビエですが、なかなか自宅で調理するのが難しいと思われがちです。でもしゃぶしゃぶなら、なんとか簡単に調理できるのではないかと思います。1キロで3500円前後ということで、値段もそれほど高くありません。ジビエのおいしさは仕留める猟師さんの腕にかかっているそうです。こちらでも「クリーンキル」といって、なるべく苦しまずにしとめることにこだわった自社ハンターたちによって、届けられるとのことです。

◇  ◇  ◇

今回は、「北のグルメ」の鹿肉のしゃぶしゃぶセットと、「富久錦」のブクの白とロゼを取り寄せてみました。

まずは、鹿しゃぶ。牛肉のしゃぶしゃぶのように、昆布だしだけだと少し生臭いかなと不安があったので、レシピを検索。すると出てきたのが、農林水産省のジビエレシピコンテストで入賞したレシピ。トマトジュースをつかったしゃぶしゃぶのスープと、焼き肉のタレとトマトを使ったつけ汁が特徴的。これが非常に、鹿肉に合いました。鹿肉は思ったほど生臭くはないものの、トマトをふんだんに使ったスープとつけ汁のおかげで、抵抗なく、非常においしく食べられました。思った以上に軟らかく、さっぱりとしたお肉で、かつ甘みもある。家族にも大好評でした。

そして、スパークリング日本酒のブクの白と季節限定のロゼ。これは飲み比べると双方のおいしさが光ります。ロゼは紫黒米を使ったことからの赤み。ちょっとフルーティーな味わいがひろがります。そして、白の方はすっきりとした味わい。鹿しゃぶというユニークなメイン料理にも、どちらもよく合いました。グラスにほんのり紅白がきらめき、年末年始のお目立たい食の席にぴったりです。

今回ジビエを食べることで、命のありがたさ、いただきますという意味を、つよく心に刻むことになりました。スパークリング日本酒の、泡の美しさ、コメと水の綾(あや)なすおいしさ。食べる、飲む、というシンプルなことの大切さを、改めて実感し、祝福する食卓となりました。

(通販コンサルタント 村山らむね)

村山らむね
 お取り寄せコンシェルジュ・コラムニスト。ブログ「らむね的通販生活」にて、お取り寄せ情報について発信。ネットショップのアドバイザーを務める。日経MJで「奔流eビジネス」を連載中。

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