変動費は順番制で削れ 貯金カツカツ家計救った作戦家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=PIXTA
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「収入はあるのに、貯金がたまりません……」。パートをしている主婦のCさん(50)が困った表情で家計相談にやって来ました。会社員の夫(50)の手取り収入は月40万円近くと少なくないのに、貯蓄残高は250万円にとどまっています。高2の子どもは大学受験を控えて出費が膨らむ時期。自分たちの老後資金も気になるところです。「きっちり管理して節約することは性格的に無理」と言うCさん。支出削減の鍵は変動費にありました。

夫婦合計の収入は月約45万円。しかし、月後半に銀行口座残高がマイナスとなることが多く、そのときは総合口座の定期預金150万円を担保に、自動借り入れで引き出していました。月末には収入が入り、プラスに戻りますが、わずかながら利息がかかり、もったいないです。

固定費を削減したが、「達成感がない」…

「このままでは良くない」と思ったCさん。節約に関する本に「支出を減らすにはまず固定費から」と書いてあったので、3台のスマートフォン(スマホ)の契約を見直して計1万3000円を削減。さらに生命保険も見直しました。これらは正しい行動と思いますが、それでも赤字が解消できなかったと言います。

Cさんは家計簿を付けていましたが、数字を振り返ることはしませんでした。欄外に「断捨離をする」「必要なものかどうか考えて買い物しているのに成果が出ない」「固定費をせっかく減らしたのに」「何をやっても達成感がない」というボヤキの記録が多く書かれていました。

改善したい気持ちがあるのに、うまく行動ができていない……。そこで一緒に、支出削減できそうな事柄を考えました。

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