残業代もう増えない 収入増は転職・副業・投資の3択20代から考える出世戦略(48)

あらためてキャリアの選択肢を調べる

残業代で稼げないとすれば、私たちはどうすべきでしょう。

選択肢はたくさんあるのですが、人によって実現可能性は異なるでしょう。

大まかな方向性は3つあります。

第一の方向性は「企業就業型」です。

これは簡単に言ってしまえば、残業代をもらわなくても高い収入を得られる会社で働くということです。もし今の会社がそうなのであれば、そこに居続けられるようにすることがキャリアの選択肢です。

仮に今いる会社が将来的に高い収入を得られない会社だとすれば、会社を取り巻く環境を確認します。それがその会社だけの問題なのであれば、同業他社に転職することを目指します。あるいはもし、今いる会社だけでなく業界そのものの将来性が見えないとすれば、業界をまたがる転職を考える必要があるわけです。

第二の方向性は「自己資本型」です。

会社で働いて得られる収入以外に、自分で稼げる手段を探す選択肢です。最近広まっている副業もこの範疇に入るでしょう。あるいは特定の会社に勤務せず、フリーランスとして活躍するという選択肢もここに含まれます。

第三の方向性は「資産形成型」です。

そもそも働いて収入を得る、という選択肢ではなく、収入を生んでくれる資産に投資していく方向性です。金融資産や不動産資産だけでなく、最近では個人で会社を買収するという選択肢も出てきました。ただこの方向性を選択するには、独自の勉強がとても大事です。儲かる資産投資の本質は誰も教えてくれないので、自分で試しながら学ぶしかないからです。

もしあなたが「残業時間を減らされて、残業代が減って生活が大変になった」と思うのなら、対策は早めたほうがよいでしょう。なぜなら今後、残業時間がさらに減りこそすれ、増えることはなくなるからです。

平康慶浩
セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント。1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年から現職。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。高度人材養成機構理事リーダーシップ開発センター長。

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