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2020年から見える未来

高輪は世界の「玄関口」 空とリニア接続、外国人街も

2018/12/18 日本経済新聞 朝刊

建設中の高輪ゲートウェイ駅(8月、東京都港区)

2020年春に暫定開業するJR山手線の品川―田町間の新駅の名前が「高輪ゲートウェイ」に決まった。羽田空港とつながり、27年にはリニア中央新幹線の始発駅となる品川エリア。JR東日本は新駅周辺の再開発に約5000億円を投じる。東京都も国家戦略特区を活用し、外国人向け住宅の整備を後押しする。新駅は文字通り日本の玄関口(ゲートウェイ)をめざす。

駅名はJR東の選考委員会が公募で集めた6万4052件から選んだ。得票数で1位だったのは「高輪」。高輪ゲートウェイは36件で130位だったが、JR東はゲートウェイに「過去と未来、日本と世界をつなぐ結節点」にするとの思いを込める。

再開発エリアの特長のひとつには羽田空港へのアクセスの良さがある。今も隣接する京急電鉄の泉岳寺駅は羽田と直結。さらにJR東は28年度にも羽田と都心を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」の開業を目指す。新線が高輪ゲートウェイ駅を通るようになれば羽田を通じて世界を結ぶ玄関口になる。

ヒトの交流でも再開発エリアは外国人を受け入れる玄関口になる。新駅が本格的に開業する24年ごろに完成する再開発では、車両基地跡地の約10ヘクタールに超高層ビルなど4棟が立ち上がる。オフィスや商業施設のほか、国際水準のホテル(約200室)や国際会議を開くコンベンション施設を整備。なかでも注目されるのは外国人ビジネスマンらをターゲットにした約860戸の住宅だ。

国際金融都市をめざす東京都。海外から優秀な人材を呼び込むため、外国人向け住宅の整備を後押しする。ホテル並みのサービスがうけられるサービスアパートメントなど住宅の割合を増やせば、容積率を最大300%上乗せする制度を新設。新駅周辺の再開発はその第1弾となる。400~600%だった住宅棟の容積率は約820%にまで高めて優遇する。

新しい「外国人街」には24時間英語で対応するコンシェルジュを置き、インターナショナルスクールも整備する計画だ。家族を連れて来日する外国人ビジネスマンらの住環境を整える。

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