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湯けむり照らす灯りでそぞろ歩き 冬の温泉街10選

NIKKEIプラス1

2018/12/9

6位 黒川温泉
(熊本県南小国町) 350ポイント
川沿いに広がる竹ランタン

阿蘇の奥にある人気の温泉街。「湯あかり」は地元の竹を使い、まりや筒の形をした大小の灯籠を川の上につるすイベント。2012年から続いており、「川沿いに広がる温泉街の明かりと竹ランタンは、ぜひ写真に撮りたいベスト風景」(石井さん)。

「温泉街が一つの宿で道路が廊下、各宿が客室といえるほど雰囲気作りに統一感がある。昔ながらの里山の雰囲気で、コンパクトにまとまっているのがよい」(西村さん)。木を輪切りにした入浴手形を購入し、冬の夜の街を散策したい。

(1)12月22日~19年3月末(2)熊本空港から車で約1時間30分(3)0967・44・0076(黒川温泉観光旅館協同組合)

7位 湯西川温泉
(栃木県日光市) 330ポイント
空から山里眺めるよう

壇ノ浦で敗れた平家落人が見つけ、傷を癒やしたと伝えられる温泉。毎年1月下旬から「かまくら祭」を開催。複数ある会場のうち、河川敷では数百のミニかまくらに、夕方になるとろうそくの灯をともす。日本夜景遺産に認定された景色は「空から山里を眺めるようで、いにしえのロマンを感じる」(石井さん)。

「地元民が力を合わせて手作りしたかまくらに心も和む。小さな温泉場ならではの光景」(山田さん)だ。

(1)19年1月26日~3月3日(水・木曜日除く)(2)野岩鉄道・湯西川温泉駅からバス約30分(3)0288・22・1525(日光市観光協会)

8位 渋温泉
(長野県山ノ内町) 300ポイント
職人技尽くした建築堪能

古い木造旅館が立ち並ぶノスタルジックな温泉街。昭和初期に職人技を尽くし様々な建築様式を取り入れた老舗旅館「金具屋」の明かりを見ながら、夜は石畳の道のそぞろ歩きが楽しめる。「カラコロとゲタを鳴らす石畳の気軽さがいい。(宿泊客は)9つの外湯巡りの楽しみも一緒についてくるからたまらない」(二之宮さん)。「夕暮れどきは美しく、冬は熱めの外湯巡りに適している」(杉本さん)

昼に地獄谷野猿公苑を訪れると、露天風呂につかる猿も見学でき、「子供も喜ぶので家族連れにもおすすめ」(松本さん)だ。

(1)通年(2)長野電鉄・湯田中駅からバス約10分(3)0269・33・2921(渋温泉旅館組合)

9位 福地温泉
(岐阜県高山市) 280ポイント
雑音ない空間に神秘的な氷柱

奥飛騨にある11軒のこぢんまりした温泉街。崖に伝い落ちる水が徐々に凍り氷柱になる現象を「青だる」と呼び、温泉街でも沢の水を木々に吹きかけて再現。青白く光るこの青だるを夜間はライトアップしている。「青だるの神秘的なブルーは引き込まれるような魅力がある」(佐久間さん)

「しんしんと降り積もる雪の中、雑音が遮断されて独特な雰囲気。寒い冬だからこそ味わえるぜいたくな温泉体験」(富本一幸さん)ができる。

(1)12月下旬~19年3月下旬(2)JR高山駅からバス約1時間(3)0578・89・2614(奥飛騨温泉郷観光協会)

10位 熱海温泉
(静岡県熱海市) 260ポイント
ビーチに寄せる青く光る波

1200年以上の歴史があり、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の舞台としても知られる温泉街。サンビーチでは照明デザイナー、石井幹子氏が手掛けた浜辺のライトアップを毎晩実施。「寄せる波が青く光る様子は見飽きない美しさ。海岸のヤシノキがブルーに照らされているのも異国情緒がある」(西村さん)。12月9、16日は花火大会の実施を予定している。

昭和の面影が残る熱海銀座商店街を夜歩きして「おしゃれなバーやカフェをのぞいてみるのも楽しい」(石井さん)。

(1)通年(2)JR熱海駅から徒歩約20分(3)0557・85・2222(熱海市観光協会)

◇  ◇  ◇

ランキングの見方 数字は評価を点数化。名称(所在地)。(1)ライトアップの開催時期(2)行き方(3)問い合わせ先。写真は1位~3位尾城徹雄、4位別府市旅館ホテル組合連合会、5位然別湖ネイチャーセンター、6位黒川温泉観光旅館協同組合、7位日光市観光協会、8位渋温泉旅館組合、9位奥飛騨温泉郷観光協会、10位熱海市観光協会提供。

調査の方法 冬季のライトアップや街明かりがきれいな全国の温泉街について、専門家への取材を基に30カ所をリストアップ。「風情がある」「写真に撮りたい」「この時期ならではの楽しみ方ができる」などの観点から、おすすめ順に1~10位まで順位をつけてもらい、結果を編集部で集計した。

今週の専門家 ▽石井宏子(旅行作家・温泉ビューティ研究家)▽大川哲次(弁護士、温泉学会副会長)▽佐久間直子(クラブツーリズム)▽杉本圭(温泉写真家)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽西村りえ(温泉ライター)▽二之宮隆(「温泉批評」編集長)▽藤田聡(温泉ガイド)▽松田法子(京都府立大学生命環境学部准教授)▽松本百加里(じゃらんリサーチセンター研究員)▽山田祐子(井門観光研究所代表取締役)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2018年12月8日付]

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