高収入・高学歴は相性に難 稼ぐ女が決めた「尊敬婚」結婚相談所代表が見た今どき「婚活」事情

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理想の相手のはずが! 自ら成婚を逃し、落ち込んで…

結婚を「達成すべき目標」として設定した彼女は、早速条件に合う「一流大卒・年収1000万円以上」の男性とお見合いをし、順調にデートを重ねていきました。

しかし、その行動力とは裏腹に、どうも気持ちは追い付いていない様子。恵梨香さんはお付き合いに本腰を入れず、義務的にデートをこなし、親への紹介を避けるなどした結果、なんと相手からフラれてしまったのです。

「理想の条件」をクリアしていたとはいえ、彼女からしてみれば、「好きでもない男性にフラれてしまった」という状況。恵梨香さんは随分と落ち込み、婚活に対するモチベーションも急降下。このままでは、「婚活をやめる」と言い出しそうな雰囲気に……。

そこで私は、「今だ!」と思い、恵梨香さんを東京スカイツリーに誘い出しました。

朝の「東京スカイツリー」で再び婚活に奮起

東京が一望できる、朝の東京スカイツリー。街を見下ろしながら、私は恵梨香さんに語りかけました。

「今回のお相手には、恵梨香さん自身がきちんと向き合っていなかったよね? 賢いあなたなら、そのことにもう気付いているでしょう?」

「……」

「あなたは、なぜ結婚相手に学歴と収入を求めているの? 厳しいことを言うようだけど、この先もずっとバリバリ仕事を続けるのなら、同じようにバリバリ仕事をする男性とは、幸せな結婚生活を送れる可能性は低いわよ。あなたの結婚生活にとって本当に大事なことを、もう一度考えてみて」

実は結婚において、「稼いでいる女性」と「稼いでいる男」の相性は悪く、磁石でいえばプラスとプラスを近づけるようなもの。男性側に、「自分と同等以上に稼ぐ女性はカッコイイ」と思える器の広さがなければ、いずれ反発し合い、時にはライバルになってしまうこともある――。

学歴と収入にこだわる恵梨香さんに、そのことをきちんと伝えたかったのです。

「今、スカイツリーの下を歩いている人の中には、結婚してる人もいるし、していない人もいる。あなたと同じように婚活中の人もいれば、何かに悩んでいる人もいる。みんな、同じだよね」

恵梨香さんは黙ったまま、真剣に耳を傾けてくれていました。

「今、ここで立ち止まったら、あなたはもう婚活をやめると思う。それでいいの? あなたには、まだやれることがたくさんある。捨てるべきものも、変えられることもある。このまま不完全燃焼のまま終わらせて、後悔しない?」

伝えるべきことを伝えた上で「婚活をやめる」というのなら、それでもいい。私も覚悟を決めて、話をしていました。

しかし恵梨香さんは、バイタリティー溢れるすてきな女性。高い所から街を見下ろし、物事を俯瞰して見ることで、「今の自分の悩みは、見方を変えればとても小さなことなんだ」ということに、自ら気づいてくれたのです。

そして彼女は、再び奮起しました。

「私、もう一度頑張ります。フラれてショックだったけど、そんなの大したことないって思えてきました。やめないで、婚活を続けます!」