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我が家の害虫・害獣駆除 自治体サービスで出費抑える

NIKKEIプラス1

2018/12/13

夜の東京都杉並区に出現したハクビシン=PIXTA

築年数が古い戸建てに住んでいると、害獣・害虫の住居侵入に留意が必要だ。騒音や異臭、衛生上の問題も無視できない。異変を感じたら、まずは自治体に相談してみるのが余計な出費を抑えるコツだ。

■捕獲器を無償貸与

害虫・害獣駆除業者が加盟する日本ペストコントロール協会(東京・千代田)によると、2017年度の害虫・害獣の相談件数は10年前より62%多い4万4000件強だった。スズメバチやネズミなどの相談が多く、近年はハクビシンやアライグマ、トコジラミ(南京虫)が増えている。

住居に侵入されると建物の損傷、病気の媒介など様々な被害を受けやすい。天井裏のガサゴソとした物音に気づいたりハチの巣を発見した場合、民間の駆除業者に直接依頼する前に、まずは自治体に相談してみよう。

名古屋市や千葉市のように、アライグマやハクビシンについて専用の捕獲器を無償で貸し出す自治体がある。期間は2週間~1カ月前後。捕獲の委託業者に設置を任せる場合と自分で設置する場合がある。基本的に自宅敷地内の建物外に置き、他の小動物が引っ掛からないよう管理する。捕獲したら自治体に連絡し、専門の業者に引き渡す。

■早めの対処がカギ

埼玉県農業技術研究センターの古谷益朗担当部長は「異変が起きたら早めに対処する方が被害を抑えられる」と指摘する。アライグマやハクビシンは天井裏でふん尿をして天井が独特の形状で染まる。「古い住居の場合、放置すればベニヤ板の天井が落ちる恐れがある」(古谷氏)。普段から天井裏や自宅の周囲に爪痕や足跡がないかどうかを確認したい。

クマネズミは警戒心が高く、高所を自在に移動し、食べ散らかしやふん尿の被害を与える。自宅の状況を点検する業者を派遣したり、殺鼠(さっそ)剤を配布したり、捕獲器を貸し出したりする自治体があるので連絡してみよう。

スズメバチは屋根裏や軒下に大きなボール状の巣をつくる。攻撃性が高く、住民にとっては危険な存在だ。

埼玉県川口市や群馬県高崎市、東京都北区、同足立区などはスズメバチの巣の駆除については委託業者を派遣し、基本的に全額公費で負担する。埼玉県鴻巣市、富山県砺波市は補助額3分の1で上限1万円、神奈川県横須賀市は8640円を補助。戸建てが対象で、高所作業があれば別途負担が生じる場合がある。

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