2018/12/7

美味しいお金の話

海外でもApple Payで支払える

なお、日本では2016年秋からType Fと呼ばれるSuica(スイカ)、iD、QUICPay(クイックペイ)として、Apple Payを使ってスマートフォンをかざした決済ができるようになっています(iPhone7以降など対応端末の場合)。

17年秋からはApple Payを使って、マスターカードやJCBによる「Type A/Bのかざす決済」もできるようになっています。すべてのマスターカードやJCBが対応している状況ではありませんが、私が公式情報や実機で確認した範囲だと、マスターカードブランドで対応しているカードは、dカード、オリコカード、楽天カードなど。JCBブランドで対応しているカードは、ジャックスカードJ/Speedy、イオンカード、楽天カードなどです。

香港国際空港のマクドナルドでApple Payで決済。自分で注文、支払いを済ませ商品を待つ

日本のカード会社が発行するカードで、Apple Payによる「TypeA/Bのかざす決済」に対応しているブランドはマスターカードが早かった印象がありますが、JCBブランドでも3月から楽天カードが、10月からはイオンカードが対応しています。手持ちのカードも順次対象になっていく可能性があります(日本ではVISAとアメックスによるTypeA/B決済はApple Payの対象外です)。

海外でも日本と同じカードで決済できれば、支払い情報も一元化できますし、お財布いらずの買い物体験を旅行先でも実現できます。お土産やスーツケースなどの荷物が多い中、いちいち財布を取り出さなくとも支払いができるので本当に楽で助けられました。なお、Apple Payに取り込んだ楽天カード(マスターカードブランド)による、かざす決済の手数料は1.59%と、クレジットカードの水準とほとんど変わりませんでした。

決済手段とクレジットカードの組み合わせにより手数料体系が異なることがありますが、海外に出かける機会が多い人は、自分が普段使っているカードのうち、海外でも日本でも操作性が変わらず使え、手数料が低い決済手段を確認しておくとよさそうです。データが集約され支出管理がしやすくなり、手数料の面でも、決済操作の面でも大きくメリットが生まれます。

(注:本文中の手数料は、当日や近い日の高値レートから概算を出していますが、実際にはカード会社ごとに規定の手数料が決まっています)

風呂内亜矢
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。最新刊「ほったらかしでもなぜか貯まる!【なぜたま!】」(主婦の友社)など著書・監修書籍も多数。管理栄養士の資格も持つ。http://www.furouchi.com/
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