「掃除機はガシガシと動かす」「ホコリはパタパタとはたく」「トイレ掃除はまず便器から」…。自分もそうだと思う人は多いはず。だが、掃除のプロによれば、これらは全部間違い! 前編「勘違い掃除が病原をまき散らす 病気にならない清掃術」に引き続いて正しい掃除法を紹介する。
カーペットでは掃除機をゆっくり動かす
カーペットは、繊維の根元にホコリがたまり、ダニが繁殖しやすい場所。喘息やアレルギー疾患の原因となるダニホコリはしっかり除去したい。
だが、力任せにゴシゴシ掃除機をかけても、ホコリを舞い上げるだけ。根元に潜むホコリは除去できない。しっかりホコリを除去するのに必要なのは、掃除機を一番強い“パワーブラシモード”にして、1秒間に20cmの速度で動かすことだ。ゆっくり動かすことで、ホコリを繊維の根元からしっかり吸引できる。「これを3カ月に1回行えば、普段は掃除機を軽くかけるだけでも大丈夫です」