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つみたてNISA、多くの投信含み損 継続がポイント QUICK資産運用研究所 高瀬浩

2018/12/5

グラフCは1月末から購入開始した場合の海外株型首位「iFree S&P500インデックス」と全体で最下位の「ひふみ投信」について、基準価格と平均購入単価の動きを比較したものだ。

ひふみ投信は10月以降、基準価格が平均購入単価を大きく割り込んでいる。世界的な株安の影響を受けた格好だ。ただ、投資元本の約33万に対する損は3万円弱でまだそれほど大きくないという見方もできる。

含み損がどうしても我慢できない人はバランス型などの低リスクのファンドに切り替えるのも一案だが、積み立て投資の特性をいま一度考えてみてはどうだろうか。

■リスクが高い投信ほど収益が拡大

将来の相場回復を前提とした場合、積み立て投資では価格変動リスクの高いファンドほど、収益が拡大しやすい傾向がある。大きく値下がりしたときに安い値段でより多くの口数を買えるので、相場が上昇すると一気に含み益を生む源泉になるためだ。

気になる世界の株式相場の行方だが、専門家はどう見ているだろうか。ニッセイ基礎研究所の井出真吾・チーフ株式ストラテジストは「米中貿易戦争や景況感の悪化などにより、この先、世界の株価が一段と調整することもあり得る」と指摘する。その上で「悲観的な見方はあっても、いずれ株価は回復基調に戻っていくのが世の常だ」と語る。

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