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イタリア高級時計パネライ、2019年新作で「体験」提供 ジャンマルク・ポントルエCEOに聞く

2018/12/2

パネライのジャンマルク・ポントルエCEO

イタリアの高級腕時計ブランド「オフィチーネ・パネライ」。1860年にフィレンツェで創業、1930年代にはイタリア海軍向けダイバーズウォッチを開発したことで知られる。日本での旗艦店、銀座ブティック(東京・中央)を今年10月に移転、新装開店するなど、日本市場の開拓にも注力する。ジャンマルク・ポントルエ最高経営責任者(CEO)に日本戦略などについて聞いた。




――旗艦店を銀座7丁目から6丁目に移転オープンしました。

「東京は世界でも主要な都市なのでブランドとして、東京で必ず強くならなくてはならないと考えました。広さは140平方メートルと、移転前とほぼ同じです。ほかの店舗は60~100平方メートルなので、140平方メートルの店舗はとても大きく、それゆえ重要です」

――日本市場をどのように見ていますか。

「日本はとても大きく成熟した市場で、我々のトップ5のひとつです。日本の顧客はアイコン的な製品を志向し、デザインだけでなく、メカニック、技術といった中身も大切に見てくれるので重要な顧客です。スイスの時計輸出に関するデータを見ると、日本への輸出は伸びています。日本では機械式時計へのニーズが高いので、まだまだ伸びる可能性はあります」

■世界の人口の3分の1は時計をつけていない

「30年ほど前から年に2回、日本を訪れていますが、以前は外国人はあまりいませんでした。でも今回私の乗った飛行機の3分の1は外国人でした。特にこの2年ほど、日本を訪れる外国人が増えていると感じています。そうした意味で、日本はローカルマーケットからインターナショナルマーケットに変容しつつあります。この傾向は2020年まで続くでしょう」

――世界市場についてはどのように見ていますか。

「腕時計の世界市場は3年ほど厳しい状況にありましたが、2017年から徐々によくなっています。忘れていけないのは、全世界の人口の3分の1から2分の1の人は時計をつけていないということです。また、男性にはアクセサリーとしては腕時計しかありません。市場は高級品に目を向け始めた国々に支えられているともいえます。もちろん中国、そして次にインドです。インドでは今後数カ月で3店舗を開店する予定です。南米、オーストラリアも伸びる可能性があります」

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