次にホームページに載っている機種をリストにまとめます。この段階で、改めて各社の広報に確認していただきました。どの航空会社も丁寧に回答してくださり、初めて分かったこともたくさんありました。たとえばエアアジア・ジャパンのホームページにはエアバスA330とA320が記載されていますが、これは日本に乗り入れているエアアジア・グループの旅客機も含んでいるとのこと。「エアアジア・ジャパン(本社:愛知県常滑市)」の保有する機種となると、エアバスA320型機のみになるそうです。

さて結果はどうなったでしょうか?

ジェット機
●ボーイング737-400 
●ボーイング737-500 
●ボーイング737-700 
●ボーイング737-800 
●ボーイング767-300 
●ボーイング767-300ER 
●ボーイング777-200 
●ボーイング777-300 
●ボーイング787-8 
●ボーイング787-9 
●エアバスA320 
●エアバスA321 
●エンブラエル170 
●エンブラエル175 
●エンブラエル190 
●ボンバルディアCRJ-700 
プロペラ機
●ボンバルディアDHC-8-201 
●ボンバルディアDHC-8-Q400/DHC8-Q400CC 
●ATR42-600 
●サーブ340B 
●ドルニエ228-212

いかがでしょう。かなりの数がありますよね。ただ、これで正解なのかどうかは不安が残ります。見落としている機種があるかもしれないし。そこで専門家に話を聞きに行くことにします。

実は作業を進めている途中で、その名も『旅客機型式ハンドブック』という書籍があることを知ったのです。出版社は市ケ谷にあるイカロス出版。飛行機好きにはたまらない様々な書籍や雑誌を出版していて、オタクな私にとっては聖地のような会社です。早速市ケ谷を訪ねて、この書籍を担当した編集者・佐藤言夫さんにリストを確認していただきました。

イカロス出版の佐藤言夫さんにリストを確認してもらうと……(写真 加藤康)

見た目ではわからない違いも

貞平麻衣子(以下、貞平) 私が作ったリストですが、抜けている機種はありますか。

佐藤言夫さん(以下、佐藤) すぐに気づくところでは、ボーイングの777-300ERと777-200ERが抜けていますね。777-300ERはANAが国際線の乗り継ぎ用に一部の国内線で使っています。777-200ERはJALは国際線だけですが、ANAが国内線に使用しています。

貞平 ERは「EXTENDED RANGE」の略称ですよね。国際線というイメージがあったんですけど。

佐藤 その通りです。たとえば777-200の場合、200が国内線、200ERが国際線という使い分けだったんですが、ボーイングはもう777-200は造っていないんです。じゃあ、別の機種にすればいいかというと、日本の国内線というのはちょっと特殊で……。

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航空会社で呼び方が異なる?