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「情報は考えるために必要」というのが本書を貫く考え方だ

「情報は考えるために必要」というのが本書を貫く考え方だ

ビジネスで正しく意思決定するのに情報は欠かせない。ネット時代の今、情報を集めるのは簡単になる一方、あふれる情報のなかから使えるものをどう見極めるかという悩みも深まっている。今回の書籍「8割捨てる!情報術」は、必要な情報を賢く集め、仕事に生かすノウハウを紹介している。

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理央周氏

理央周氏

著者の理央周(本名、児玉洋典)氏は、1962年名古屋市生まれ。静岡大学人文学部経済学科を卒業後、大手製造業などを経て米インディアナ大学経営大学院でMBA(経営学修士)を取得。アマゾンジャパン、マスターカードなどでマーケティングのマネジャーを務めました。2010年から、マーケティングに特化したコンサルティングを手がけるマーケティングアイズ社の代表取締役として活動しています。

役に立つ情報、3つのステップで見極め

著者は自身の経験から、仕事の成果を上げようとして情報を集めても「役に立つのは2割程度で、残りの8割はムダになっている、極端に言えばゴミである」と述べます。情報は活字、電波、インターネットなど様々なメディアにあふれています。それを集めるのが目的になってしまうと、役に立たない8割に手間と時間を奪われてしまいます。

そこで著者がまず勧めるのが、必要でない情報をあぶり出す〈1〉仕分ける〈2〉捨てる〈3〉整理整頓する――という3つのステップです。

 活字媒体を参照する際には、まず見出しを追って、「すぐに仕事に役立ちそう」「中長期的に、仕事に役立ちそう」といった観点から、読むべき記事を選び(〈1〉仕分ける )、その部分を破ってクリアファイルに入れ、残ったものはすぐに「〈2〉捨てる」のです。
 そして移動時などに記事を参照して、しばらく保管すべきだと思ったものだけをテーマごとにファイル化し(〈3〉整理整頓する )、それ以外の記事も捨ててしまいます。
(序章 情報の「ゴミ屋敷」ができる理由 27ページ)

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