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老親の家計管理を助ける 家族が医療費や役所通知確認 確定申告を手伝えば、年金額など年収把握

2018/12/2

写真はイメージ=PIXTA

平日の夜。夕食を終えた筧家のダイニングテーブルでは、幸子と恵が食後のお茶を楽しんでいます。一方、良男はテレビのニュースを熱心に見ています。認知症の特集のようで、良男の表情が少し険しくなりました。

筧良男 会社の同僚が久しぶりに実家に帰ったらしいんだけど、特に父親について「最近、物忘れが激しくなってきたので認知症の検査を受けさせたい」と言っていたよ。

筧恵 高齢になって書類を見たり、手続きに行ったりするのがおっくうになると、子供が老親の家計管理の手助けもしてあげないといけないのかな。

筧幸子 認知症になる前の段階から多少のサポートをしたいわね。65歳以上の一人暮らしや夫婦のみの世帯は2017年に1270万世帯で全世帯の25%。4世帯に1世帯が高齢者のみで暮らしているの。親に衰えが見えてきたらなるべく家計管理も手伝ってあげるといいわ。

 でも、私はパパに「お金はどのくらいあるの」とは、とても怖くて聞けないわ。

良男 ……。

幸子 パパの同僚の人の場合、まずは医療費の管理から手伝ってみてはどうかしら。親としても子供に体調を気遣ってもらうのはうれしいものよ。

良男 そういえば同僚は、両親から「医療費が大幅に増えた」と愚痴をこぼされたそうだ。両親が加入する75歳以上が対象の後期高齢者医療保険制度の被保険者証を見ると、窓口で支払う自己負担割合が3割になっていたらしい。「昨年までは1割だったのにどうしてなのか」って首をひねってたよ。

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