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家庭科受けた? 育児のパパスイッチが入りにくいワケ なぜ息苦しい? 日本の「仕事と子育て」両立(4)

2018/11/30

写真はイメージ=PIXTA

男性の子育て意識の目覚め=「パパスイッチ」はどのようにして発動するのか。意識を促す教育を受けているか、例えば「家庭科を男女共修で学んだ世代かどうか」もあり得る要因だという。子育てアドバイザーの高祖常子さんが考える。

■育児を全くしていない男性は7割

総務省の「社会生活基本調査」(2016年)によると、男性が育児や家事をする割合は増えているものの、6歳未満の子どもを持つ共働き世帯では育児を全くしていない男性が7割近いという結果が出ている。

第2回の記事「男性も産休 フランスの男は2週間でパパになる」で触れたパパスイッチ(パパ意識の目覚め)。日本の男性はパパスイッチが入るのが遅い、というコメントがその後も多数寄せられた。

「生まれる前から(夫は)『ウンチのほうのオムツ替えはできない』と言っていました。でもあるとき、夫が1人で子どもを見ていた際にそんなことは言っていられなくなり、そこからパパスイッチが入ったような気がします」

「夫のパパスイッチが入ったのは息子が2歳を過ぎて、意思疎通ができるようになったころ。接する時間が少ないからか、意思疎通ができない赤ちゃんの時期は苦手な様子です。第2子が生まれるときも『たぶん2歳くらいまでかわいいとは思わないと思う』とキッパリ言っていました。現在は4歳の息子を溺愛してくれているのでホッとしています」

「息子が4歳くらいの時。親子で料理していて、トンカツにパン粉付けをしたときに息子が『できた!』って振り向いたんですよ。その瞬間にパパスイッチが入りました」

パパスイッチが入りやすいか、それとも入りにくいか。以前の記事では、フランスで一般的になっている「男性の産休」が、パパスイッチの発動に影響しているであろうと考えた。それ以外に、可能性のある要因は何だろうか。

特に家事への参画意識については、「家庭科を中学・高校で男女必修として学んだかどうか」が影響している可能性がある。大阪教育大学教育学部 教員養成課程家政教育講座の小崎恭弘准教授に聞いた。

■家事参加意識は家庭科の男女必修を境目に変わる

「高校の家庭科は94年から男女共修になりました。それ以前は女子だけが必修で、いわゆる『家族の生活を支える良妻賢母』のための科目というイメージでした。しかし男女共同参画社会の到来や、男性・女性ともに自立した生活者として生きることを目指す社会認識の高まりで、現在は男女ともに家庭科を学ぶことになっています」(小崎准教授)

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