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衣服だってジャストインタイム ブランドと工場を直結 シタテル社長 河野秀和氏

2018/12/5

シタテル社長 河野秀和氏

アパレル業界の大きな特徴の一つは、トレンドが激しく移り変わること。それだけに、時代の流れに機敏に対応して製品をタイムリーに生み出すにはどうしたらいいのか、様々な企業が試行錯誤してきた。このアパレル業界の「永遠の課題」にIT(情報技術)で挑んでいるのが、衣服生産のプラットフォーム「sitateru(シタテル)」を運営するシタテル(熊本市)だ。いわば、衣服版のジャスト・イン・タイム。河野秀和社長に事業の狙いと特徴を聞いた。




――サービスの内容を教えてください。

「sitateru(シタテル)は、インターネットを活用した、衣服生産のプラットフォームです。具体的には、衣服を実際に縫ったり作ったりする縫製工場の情報をデータベースに登録しています。一方で、『こんな服を作りたい』というユーザーは全国に多くいらっしゃいます。縫製工場側と、服を生み出したいユーザー側をマッチングし、生産工程までサポートさせていただく、というのが当社のサービスになります」

シタテルのサービスサイトトップ画面

■デジタル活用で枚数少なくても服を作れる

――なぜこのようなサービスを立ち上げたのですか。

「私はもともと、熊本で企業の事業支援の仕事をしておりました。小売店さんから『高付加価値で高品質なものを限定生産の小ロットで作りたいけど、今の流通だと実現できない』という相談を受けました。そんなことはないはずだと思い、私が直接縫製工場に行き、生産依頼をしたところ、工場には繁忙期と閑散期があることが分かりました。そして、閑散期であれば小ロットでもものづくりができることも見えてきました」

「相談を受けた小売店さんの小ロット製品を実際に発注してみたところ、1カ月ほどで製品ができ、非常に喜んでいただきました。この経験から、いろいろな工場のデータを正確に把握できるようになれば、今まで生産できないとあきらめていたものでも生産できるようになるのではないかと仮説を立て、シタテルのサービス開発に着手しました」

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