谷中歩きの新名所 キッテ通りと手作りランプ体験水津陽子のちょっとディープ旅

個性的な店々を訪ねる裏道歩き

2017年春、谷中にある名もない道に「谷中キッテ通り」という通り名が与えられました。道沿いに並ぶ、小さいけれど個性あふれるカフェやショップのオーナーが集まって台東区に申請し、区道の通称名として認められたものです。

谷中の街歩きが好きなら知らない人はいない「へび道」の近く。三崎坂と三浦坂という谷中を代表する2つの坂に挟まれた道からは、下町情緒あふれる日常の暮らしがうかがえます。この谷中キッテ通りに沿って、猫や北欧に関する本を集める本屋「ひるねこBOOKS」、塩とオリーブの専門店「おしおりーぶ」、こだわりの焼き菓子の店「サクセション」、セミオーダーシャツの店「dou dou」など、足を止めてみたくなる個性的な店が点在します。

「へび道」に並行して延びる「谷中キッテ通り」

その中の一つ、COUZT CAFE+SHOP(コーツト カフェ+ショップ)は2009年にオープン。まだ名もなき通りの頃から、体に優しい食べ物と、心が満たされる時間を過ごせる場所にこだわってきました。

カフェにしてはフードメニューの種類が多く、ボリュームもありますが、女性にうれしいハーフサイズも一部のメニューで用意。月によって内容が替わる人気のCOUZTプレートはこの日、豆乳のスープとグリーンサラダ、もちもちの全粒粉パスタのミートソース、グラタン・ドフィノワーズ(ジャガイモのグラタン)が付いて1000円。スイーツやカフェメニューも充実しています。オリジナルブレンドのハーブティーや薬膳茶をその日の気分に合わせて選ぶのも楽しそう。

(左)COUZT CAFE+SHOPの店舗 (右)フードメニューの一番人気、月替わりのCOUZTプレート
通りを眺められるカフェの窓際はのんびりできる特等席

一人でもゆっくり過ごせる大きな窓のあるカウンター席からは、キッテ通りや向かいにある「鳥のいるカフェ」も見えます。営業時間は午後11時までで、夜だけの特別メニューも。定休日には、定期的に「夜の読書館」や「夜のクロッキー会」などユニークなイベントも開催しています。

水津陽子
合同会社フォーティR&C代表。経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究などを行う。
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