ライフコラム

子どもの学び

飲み薬・貼り薬・座剤… 薬の種類色々、どう違うの?

2018/12/6

スーちゃん 風邪(かぜ)をひいたときお母さんと病院に行き、もらってきたせき止めや鼻水をおさえる薬を飲んだよ。薬といっても、丸く固めた錠剤(じょうざい)やカプセルなどいろいろな種類があるね。どうやって病気を治すのだろう。

■血液に乗って病気の場所に移動するよ

森羅万象博士より 薬にはいろいろな形がある。粉や錠剤などの飲み薬、貼(は)り薬や注射剤(ちゅうしゃざい)、口や鼻からすい込む吸入剤(きゅうにゅうざい)、お尻(しり)に入れる座剤(ざざい)などがあるよ。使いやすさや保存(ほぞん)のしやすさも考えて、体内に入れて効果が出やすいように工夫されているんだ。例えば、粉のものは飲んだ後にすぐ吸収(きゅうしゅう)されて効いてくる。粒の表面に塗(ぬ)るものを変えると体内に溶(と)ける速さが変わり、ゆっくりと長く効くようにもできるんだ。

薬は病気の起こる仕組みに働きかける。病気は体内で生きるのに必要な物質が足りなくなったり、多くなりすぎたりすることなどで起こる。例えば、血中にある「コレステロール」というものを作りすぎると、血管が固くなって心臓(しんぞう)や脳(のう)の病気になりやすくなる。これに対する薬は、コレステロールを必要な量だけ作るようにうながすんだ。

薬の効き方を飲み薬を例にみてみよう。飲み薬は口から食道を通って胃に入る。そこで溶けて体内に取り込まれやすい形に変わり、小腸で吸収されて血管に入る。血液の流れにのり、病気の原因の場所へたどりつくんだ。血管を通って肝臓にいき、そこでさらに形を変えることで効き目が出る薬もある。働いた後は、肝臓(かんぞう)や腎臓(じんぞう)を通り、尿(にょう)として体外に排(はい)せつされるよ。

塗り薬や貼り薬は皮膚から薬を吸収する。湿布や軟(なん)こうのように、打ち身やねんざ、皮ふの病気などに使うよ。注射剤は早く効くのが特徴(とくちょう)だ。飲み薬だと体内の病気の場所に届(とど)くのに15~30分かかるけど、注射剤は1~3分ですむ。おしりから入れて、腸で吸収されて早く効くタイプもあるよ。

効き目の長さはさまざまだ。1日に3回飲む薬は6~8時間たつと、肝臓で分解されて効き目がなくなる。ゆっくりと分解される薬は効き目が長い。1日に1回使う飲み薬や、1カ月に1回だけ使う注射剤もあるよ。

飲み薬には食事の前や後に飲むものがある。例えば、胃の調子をととのえたり、はき気をおさえたりする薬は食事の前に飲むのが一般的だ。食べ物と一緒の方が体によく取り込まれるものや、刺激(しげき)が強くて胃があれたりするものは食後に飲むよ。

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