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割引率7~8% 自動車保険に「本人限定」広がる

2018/12/1

自動車保険には運転者を限定することで保険料を割り引く契約がある

任意加入の自動車保険の運転者限定割引で2019年1月、「家族限定」を廃止し、代わりに「本人限定」を設ける動きが目立つ。運転者限定以外の割引メニューを変更する会社もあり、保険見直しの機運が高まりそうだ。

■世帯構成が変化

自動車保険には強制加入の自動車損害賠償責任保険(自賠責)と任意加入の自動車保険がある。大手損保が改定するのは任意の自動車保険で、19年以降の新規契約や更新時に反映される。

最も大きな変更点は1970年から50年近く続いた家族限定割引の廃止だ。自動車保険契約の9割を占める損保大手4社はいずれも廃止する。自動車保険には運転者を限定することで保険料を割り引く契約がある。損害保険料率算出機構(東京・新宿)は「世帯構成の変化で家族限定より本人・配偶者限定を選ぶ比率が高まっている」という。

■大手3社がそろう

代わりに大手損保のうち2社が「本人限定」を新設する。本人限定とは主な運転者である「記名被保険者」が運転するときのみを補償する。新設するのは三井住友海上火災保険と損害保険ジャパン日本興亜。あいおいニッセイ同和損害保険は2004年から導入している。東京海上日動火災保険は今回の改定では見送ったが、需要が高ければ新設を検討する。

1年契約が主流の自動車保険では更新前に契約継続の案内が送られてくる。いま家族限定を選んでいるなら「限定なし」の保険料が試算されてくるが、6%引きの本人・配偶者限定や7~8%引きの本人限定に変更できる。更新までに自動車の利用状況を確認しておくとよいだろう。

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