香取慎吾CMで日本攻略 BMWマーケターが紡ぐ物語BMW日本法人 井上朋子氏

――BMWの日本でのイメージは、高性能・高級・高価です。

「今の時代、たとえばエンジンの難しい話をしても車は売れません。もっとわかりやすいストーリーやサービスが求められているのかなと思います。普段の生活にブランドとしてどうやって食い込んでいくか、車が発信するスタイルと顧客のライフスタイルがどこまでオーバーラップするかが大事です。当社は、まだそこはできていないので、やるべきことがすごくたくさんあると思っています。車離れしている若い世代が、将来車を買おうと思ったとき、一番に当社を思い浮かべてもらうようにもしないといけませんし」

売るのは車か、ブランドか 手法に違い

――BMW大阪時代は販売店でマーケティングをしていたそうですね。

「ローカルメディアに広告を出したり、特定の地域に向けて発信できるネットメディアを活用したりしました。店での週末イベントの企画などもやりました。ショールーム自体をもっと知ってもらえるように独自のサイトもつくりました。セールスコンサルタント、サービスアドバイザーなど様々な職種の人を紹介したのです。なかでも『プロダクトジーニアス』という車を売らないセールスマンには、順番に車について投稿してもらいました。フェイスブックのファンの数を200人から1000人以上に増やすことができました」

「BMWに入る前に外資系の広告代理店で高級化粧品のグローバルマーケティングをやっていました。大阪で経験したローカルマーケティングは視点が違うので、色々と学びました。世界を相手にするブランディングなら、多少奇をてらった表現もいいでしょうが、ローカルで売る手法は違います。顧客にどういう行動を促すかを詰めてアプローチしないといけません。メディアごとにメッセージも変えてみて、すぐにアクションを起こすということも必要でした」

井上朋子
外資系広告代理店を経て、2016年に独BMW日本法人の子会社、BMW大阪(現双日オートグループ大阪)に入社。17年、BMW日本法人へ移籍。ブランド担当として年間約8本のキャンペーンの企画を実施する。

(安田亜紀代)

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