高い防寒性に加え、ドレスなコートにない独特の抜け感や寛ぎ感があるのがダウンの魅力。特にON・OFF兼用もできるダウンがあれば、自身の装いに合わせて、こなれた新たなアウタースタイルを獲得できる。
《 仕事と休日、兼用できるダウンとは? 》
■ELEVENTY/イレブンティ
ダウンらしさと上品顔が好バランス
充填物のコンパートメントがありダウンらしい見た目ながら、光沢あるウールカシミア地や長い着丈などオンでも活用可能なドレス感を備える。フードが取り外せることや、すっきりしたスラントポケットもビジネスユースを後押し。 16万4000円(バインド ピーアール)
Point 1 ドレッシーな落ち着いた素材
シェルの生地感によりダウンの雰囲気は大きく左右される。上品な艶のあるウールやカシミアが最もドレッシー。コットンやナイロン素材であるなら軽い印象になりすぎないマットな質感のものや、ダークトーンのものを選びたい。
Point 2 ジャケットが隠れる着丈
ビジネスでの兼用を前提にするならジャケットが覗かない着丈の長さは必須。サイズ48のダウンで着丈が75cm以上あれば、おおよそのジャケットが隠れる着丈と言えるだろう。丈が長くなるほどフォーマルさは増した見た目になる。
Point 3 袖リブが外に出ていない
防寒性を高めるための袖リブは特にパーカー型のダウンに備わっていることが多い。ビジネスユースも考えるなら、スポーティな印象が強くならない、リブがないものやリブが袖の内側に隠れるように付けられているものを選ぼう。
ダウン独特のヌケ感をオン・オフ兼用で取り入れる
冬が近づき、本格的に寒さが増してくる。この時期にはダウンを纏ったときの包まれるような温もりが欲しくなるもの。そんな冬に欠かせない温かさをもたらすダウン、ファッション的には丸みを帯びたシルエットによる、こなれ感が魅力的。そしてこの独特の雰囲気は、オフの装いに限らない。上の3つのポイントを押さえたものなら、その魅力を仕事から休日まで幅広く活用することが可能だ。
さらにもう一歩踏み込んだダウン選びを行うなら、自身の職場のドレスコードを考えたい。アウターの形や生地感、ポケットなどディテールを見極めることで、きれいめに装いたい方やその逆の方、それぞれのベストなダウンの選択が見えてくる。自身にとってベストな1着を見つけ、コート一辺倒にならない、新たな冬のアウタースタイルを獲得したい。