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確定申告、より手軽に スマホやID方式など可能に

2018/11/23

確定申告会場

会社勤めの人の中には年末調整の書類を提出し終えた人も多いでしょう。今年から年末調整の書類のうち、配偶者控除にまつわる書類が特に複雑になっていて、自分で給与所得の金額を計算して記入するなど確定申告に近い印象を覚えます。一方で、確定申告は少しでも便利に行えるように対応が拡充されています。フリーランスの人は電子申告に慣れておけば、2020年に減税のメリットが受けられるかもしれません。

■確定申告のやり方は色々

確定申告を自分で行うには、大きく以下の3つの方法があります。

1 自分の住んでいる地域の税務署(管轄税務署)や確定申告相談会に足を運ぶ(毎年、一部税務署は2月の日曜に2日開署します)

2 国税庁のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」で作成し印刷→投函(とうかん)

3 同じく「確定申告書等作成コーナー」で作成し、提出も電子で行う(電子申告)

1→3の順に難しいと感じる人が多い印象ですが、後で述べるように、今後は3の電子申告を目指せると減税につながる人も出てきそうです。電子申告をより手軽にできるための方法が増えていますので、まずこの点からお話します。

■カードリーダーの要らない電子申告も

確定申告で電子申告するためには、通常、マイナンバーカードを取得し、カード情報を読み取るためのカードリーダーを準備する必要があります。

ところが、19年(18年分確定申告)の確定申告では、AQUOS、arrows、Xperia、Galaxyなど、一部のアンドロイド端末をカードリーダー代わりに使うことができ、スマートフォン(スマホ)で電子申告までできるようになります。

さらに19年からの暫定措置で、マイナンバーカードやカードリーダー、対象のスマホ端末を持っていない場合でも、電子申告が可能になる「ID・パスワード方式」が始まります。ID・パスワード方式を利用するには、運転免許証などの身分証明書を持って一度税務署を訪れ、IDとパスワードを発行してもらう必要がありますが、このIDとパスワードを入力すれば電子申告ができるので、マイナンバーカードやカードリーダー、対象スマホは必要ありません。

つまり、19年の電子申告は、従来のマイナンバーカードをカードリーダーに読み取りさせる方式に加えて、対象スマホを利用する方法、ID・パスワード方式で行う方法と、利用できる手段が拡充されるのです。

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