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キャリアコラム

若手が大企業病治す パナソニック社員が結ぶ挑戦の輪 ONE JAPAN共同発起人・代表 浜松誠氏

2018/11/24

ONE JAPAN共同発起人・代表の浜松誠氏

縦割りの組織、新しいことをやろうとしても阻まれる、同質性が強い――。パナソニックの一社員だった浜松誠氏はそんな「大企業病」を克服しようと、社内横断の交流会で経営幹部と若手社員の距離を縮め、さらに他企業の同志とともに若手社員の交流組織「ONE JAPAN」を立ち上げた。「単なる交流会で終わらせず、挑戦する文化を日本の産業界に根付かせたい」と語る浜松氏の取り組みを追った。

■大企業にありがちな「どうせ言っても無駄」症候群

「『どうせ言っても無駄』症候群でモチベーションが下がってしまう。大企業にありがちな風土をあらため、挑戦する文化を皆でつくっていきましょう」

9月30日、東京・秋葉原で開かれたイベントに駆けつけた約1000人の若者に、浜松氏は熱く語りかけた。年に一度の総会「ONE JAPAN カンファレンス」だ。

ONE JAPANは2016年9月に設立。トヨタ自動車、パナソニック、NTT、富士ゼロックス、アステラス製薬など、約50の名だたる企業の若手・中堅社員が参加し、組織の枠を超えて共同での新規事業の発案や、働き方の意識調査などを行っている。

総会の参加者約1000人のうち8~9割が20~30代。目的は様々だが、「何か新しい一歩が踏み出せるかもしれない」という期待があるようだ。初めて総会に参加した、自動車メーカーに勤める20代女性は「うちの会社は女性活躍が遅れていて。同じような悩みを持った人に出会えるかなと思って来てみました」と話す。

会場には会員が所属する企業の新規事業などを展示するスペースを設置。三越伊勢丹と富士通が共同開発した、百貨店の衣服を簡単にレンタルできるアプリ「カリテ」など、ONE JAPANをきっかけに生まれたコラボレーションの成果も紹介した。「ここで獲得した熱量を会社に持って帰ってください」。浜松氏は参加者に呼びかけて回った。

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