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マンション管理の心得 修繕積立金と管理費は別口座に 理事会、最低2カ月に1回開催

2018/11/25

写真はイメージ=PIXTA

平日の夜。筧家のダイニングテーブルでは幸子と恵が食後のお茶を楽しんでいます。そこへ良男が会社から帰宅しました。「ただいま」も言わずに難しい顔をして、まっすぐ幸子の方へ向かってきます。なにやら折り入って聞きたいことがあるようです。

筧良男 マンション管理組合の理事になったら、まず考えないといけないことって何かな?

筧幸子 やぶから棒に何?

良男 実は会社で親しい同僚が理事長に選ばれたそうなんだ。「理事会の進め方や話し合うべきことがわからなくて、困っている」と相談されてさ。前にママに聞いた住宅ローンなどの話をしたら、不動産に詳しいと勘違いされて…。

幸子 確かにマンション管理は今、注目されている話ね。

筧恵 どうして?

幸子 老朽マンションが増えていることが理由よ。物件が古くなるほど管理の良しあしで住居としての質も変わってくるの。1970年代に大量供給された物件が現在は築40年前後に差し掛かっていて、今後は築年数が古いマンションは急激に増えていく見通しよ。築40年超のマンションは2017年末には約73万戸だけど、10年後に約185万戸、20年後には約352万戸にもなると試算されているの。

良男 同僚のマンションも築30年以上で古いらしいんだ。ただ、そんなに管理状態が悪いマンションってあるのかな。

幸子 一定数は存在するようね。例えば、約180万戸と全国の約3割のマンションが集積する東京都では今、マンション管理の適正化に行政が関与する条例が検討されているの。管理組合や管理規約があるかないかなどの届け出を義務化し、届け出をしなかった場合は督促や指導が行われる案が検討されているわ。

良男 マンションにも行政指導か。管理組合がないマンションなんて本当にあるのかい?

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