横澤夏子 トイレは愛するけろっぴとの憩いの場

『えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。~』より。(c)2018『ローカル線ガールズ』製作委員会

「私は観光バスの添乗員さんとか、今まで30以上のアルバイトをしてきましたけど、『こんな職業、見たことがない』っていうくらい、気遣いの必要なお仕事でしたね。地元密着のローカル線なので、『あ、あそこの長男の子ね』とか『このおじいちゃんは、何曜日にこの病院に行く』っていうのも全部、アテンダントさんは知ってるんですよ。それを分かった上で、いろんなサポートをしている。演じるのは大変でしたけど、憧れましたし、いい経験をさせていただきました。

完成作を見ての感想は、『私、2時間出ずっぱりじゃん!』ということ(笑)。あと、福井の風景が要所要所で入っていて、ステキでしたね。撮影期間はゆっくりできなかったので、今度は観光で行きたいって思いました。

今も番組のロケで福井に行くと、地元の方にすごく声を掛けていただくんですよ。『映画、見たよ!』とか『がんばってね!』とか。温かいなあと思います。これからは福井を第2の故郷だと言っていこうと思ってます(笑)」

今後の女優業への意欲は?「そうですね~。今回も主演でしたし、主演以外はちょっと、お断りさせていただこうかと(笑)」

時短グッズをタイマー代わりに家事、朝ドラが活力源

仕事に家事に忙しい日々を送る横澤さん。時短サポートグッズとしてお気に入りなのは、蒸す、炒める、煮込むなどが1台でできるティファールの調理機器「クックフォーミー」だという。

「炊飯器みたいな形のものなんですけど、スイッチ1つで、煮物からカレーまで、10分や20分で作れるんです。その10分、20分をタイマー代わりにして、私の勝負が始まります。『この10分で掃除を終わらせよう』とか、『この20分で、お風呂掃除と洗濯までやろう』とか。そうやって自分で自分の首を締めて、『間に合わなかった~!』と腹を立てたりしています(笑)。

料理って、何かしながら作りたいんですよね。自分の要領の良さを見せびらかせる時間なので(笑)。要領よく、うまく時間を使うっていうのが私のテーマで、スケジュール帳も、真っ黒にしたいんですよ。予定で埋め尽くしたい。だから休みの日は、だらっと過ごす時間もちゃんと決めておきます。そうしないと、なんか負けた気持ちになるんです。誰に負けたわけでもないんですけど。

クックフォーミーのほかには、炊飯器も時短に使えますね。煮込み料理なんかも作れるので、2台使えば、何かしながら2品作れちゃう。でも、そうするご飯が炊けないんですよ。いつも冷凍ご飯になって、炊きたてのご飯が食べられません(笑)」

結婚して、2人で行くと幸せを感じる場所は回転寿司だという。「ボックス席があって、ファミリーが多い、幸せな人しかいない場所。納豆巻きばかり頼む子どもに『家でも食べられるでしょ!イカとかエビとか食べなさい!』って怒るお母さんがいたりして面白いし、幸せそうで羨ましい。『回転寿司にいるお母さん』っていうネタにさせていただきました(笑)」

そんな横澤さんが毎日欠かさずに行うこと、それは朝ドラを見ることだという。

「私は物心ついた時から朝ドラを見ていて、1度も欠かしたことがないんです。

朝ドラの魅力は、女の人生を、丸々見せていただけること。私の人生は1つしかないですけど、朝ドラを見るといろんな人生を味わえて、もう1つ、人生を過ごしたような気持ちになれる。人生の教科書にもなってますし、毎朝見て仕事行くので、活力源にもなっています。

今、欲しいものですか? シャインマスカットですかね~。私、スーパーの果物売り場にいる女が一番いい女って、思ってるんです。フルーツからビタミンを採る女って、すごく裕福に感じるので(笑)。

最近、果物売り場でよく買うのが、シャインマスカットです。普通は一房1000円以上で、半分でも640円とかするんですけど、私が行くスーパーだと一房780円で買えるんですよ。それを買っては、毎日3粒ずつ食べるのが幸せです(笑)」

今後は朝ドラ女優をめざすという道も?「いつかは朝ドラも味わってみたいです。イヤミったらしい女の役があったら出たいですね~。でも、朝には向いてないんじゃないかなぁ(笑)」
横澤夏子
1990年生まれ、新潟県出身。高校卒業後、吉本興業の養成所「東京NSC」に入学。2009年、19歳の時にデビュー。「ちょっとイラッとくる女」などのものまねネタで人気を博し、『王様のブランチ』『バイキング』などのテレビバラエティで活躍。女優としては『重版出来!』(16年)や『益山超能力師事務所』(17年)などのドラマに出演。18年には、自身の婚活ノウハウを披露した初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)を上梓した。

『えちてつ物語 ~わたし、故郷に帰ってきました。~』

(c)2018『ローカル線ガールズ』製作委員会

売れない女芸人・山咲いづみが、友人の結婚式のために福井県に帰郷。そこで「えちぜん鉄道」の社長にスカウトされたことから、アテンダントとして新たな道を歩み始める。一方、自分が養女であることにわだかまりを抱き、血のつながらない兄とはギクシャクした関係が続いていた。そんなある日、列車であるハプニングが起こる…。監督・児玉宜久 脚本・児玉宜久+村川康敏 出演・横澤夏子、萩原みのり、山崎銀之丞、笹野高史、松原智恵子、緒形直人 2018年11月23日(金・祝)全国ロードショー

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

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