一番下のボタンは外せ 意外と知らない上着のマナースーツのボタンはどう留める(上)

プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

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ちなみに米国のジョン・F・ケネディ大統領は「アンボタンルール」にかかわらず、全部留めることを好んだとか。しかし、その代わりに、ボタンを全部留めてもおかしくないように、もともとのスーツシルエットを工夫して作らせていたというエピソードを聞いたことがあります。

さて。そういった特別なこだわりは例外として、「アンボタンマナー」を原則として考えると、とりあえず一番下を外せばいい、となります。ただし、スーツジャケットにはシングル(シングルブレステッド)、ダブル(ダブルブレステッド)、2つボタン、3つボタン――などといった種類がありますので、念のため一つずつ見ていきましょう。

今回はシングルのジャケットについて、おさらいしたいと思います。

■シングルのジャケットでは、ここに注意

シングルジャケットとは前ボタンが1列(シングル)のジャケットです。つまり、ふだん皆さんが着ている標準的なジャケットです。

・1つボタン
1つボタンのジャケットは、だいたいがフォーマルです。きちんと留めておいて間違いありません。

・2つボタン
上のボタンだけ留め、下のボタンははずしておきます。

・3つボタン
「段返り」のタイプか、そうでないかで留め方は変わります。

「段返り」とは、スーツのフロントのスタイルで、一番上のボタンが襟の折り返し(ラペル)に隠れています。前から見るとボタンホールだけがちょこんと見えているタイプです。

一番上のボタンラペルに隠れた「段返り」

「段返り」でないタイプは、上のほうまでボタンがあり、Vゾーンが狭い形のものです。最近では、少なくともビジネス用のスーツではあまり見ない形ですが、この場合は一番上と真ん中を留め、一番下は留めません。

「段返り」ではない三つボタン
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