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名シェフの調理実演、20カ国語に翻訳 キッコーマン

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日経クロストレンド

しょうゆメーカーのキッコーマンが東京・有楽町に体験型レストランとして2018年11月1日にオープンさせたのがKIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO(キッコーマン ライブキッチン東京)」。特徴は有名料理人の料理中の会話などが即座に客席のタブレットに表示されること。料理のライブ感を体験できる。

コンセプトは「食文化の国際交流を体験できるレストラン」。メニューはコース料理1種類のみ。和食や洋食、中華などのジャンルを問わず、国内外で活躍する料理人2~3人が共同で開発したコース料理を提供する。

レストランは完全予約制だが、併設のカフェ&バーは予約不要。喫茶として利用できる他、17時からは同社が手掛ける国産ワイン「マンズワイン」や日本酒などのアルコール類も提供する。入り口近くに設けた物販コーナーでは、一般販売していないもろみなどの限定商品も取り扱う。

料理の実演内容をタブレットで翻訳

特設のキッチンステージで調理する料理人の話す内容は音声認識で20カ国語に翻訳され、リアルタイムで客席にあるタブレットに表示するという。日本人だけでなく、訪日客にもライブ感を体験してもらうことが狙いだ。そのために富士通のテキスト翻訳ソフト「LiveTalk」を採用した。LiveTalkが国内の飲食店で導入されるのは初めてという。キッコーマンの堀切功章社長は「しょうゆは和食だけでなくどんな料理にも合うということを、日本の情報発信基地である東京・銀座から世界に伝えたい」と話す。

同レストランのアドバイザーで、学校法人服部学園理事長の服部幸應氏は「訪日の目的の一つに『日本食の体験』を挙げる外国人は多く、すき焼きなどしょうゆと砂糖を組み合わせた料理も人気が高い。訪日外国人客にはこのレストランで体験したことを自国に持ち帰ってもらいたい」という。

「しょうゆの可能性を広げたい」

現時点では営業期間を20年までとしているが、これは19年に開催されるラグビーワールドカップ日本大会、20年に開催される東京五輪による訪日客の増加を見据えてのこと。ただ、同レストランは訪日外国人客だけをターゲットにしているわけではない。好評であれば東京五輪終了後も運営を続ける予定だという。

「このレストランを通じて、これまでキッコーマンが海外でやってきたことを国内外の人に体験してもらうのが狙い」と堀切社長。同社は約60年前に北米に進出。当時、米国でなじみの薄かったしょうゆの認知度を高めるため、しょうゆと肉の相性の良さを訴求。スーパーマーケットの店頭などで肉にしょうゆをかけて提供するなどのデモンストレーションを行った。「世界100カ国以上にしょうゆを輸出しているのはキッコーマンだけ」(堀切社長)というように、世界各国でキッコーマンはしょうゆの代名詞として知られている。今や同社の売り上げの約6割が海外だ。

一方、日本国内では食の欧米化などに伴ってしょうゆの消費量は年々減少している。「米国ではステーキにもサラダにもしょうゆを使っているし、そうした食べ方は日本にも逆輸入されている。他にも、欧州ではチョコレートにしょうゆを入れるなど、世界各国で日本人があっと驚くようなしょうゆの使い方をしている。日本の人にもしょうゆの可能性をもっと知ってもらいたい」(堀切社長)

レストランを通じてさまざまな料理としょうゆの相性の良さを認知させ、利用シーンを広げることも狙いのようだ。

レストランを直営することで、消費者と直接コミュニケーションが取れるというメリットもある。「客からの反応を商品開発に生かすこともあり得る。今までやったことがなかった体験型レストランという事業を通して、新しいニーズが掘り起こされることを期待している」(堀切社長)

(ライター 樋口可奈子)

[日経クロストレンド 2018年11月7日の記事を再構成]

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