エンタメ!

エンタウオッチング

女子アイドル転換期 グループの顔が卒業する理由

日経エンタテインメント!

2018/12/5

さらに、その2日後の24日には、13年上半期放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、劇中歌『暦の上ではディセンバー』を担当したベイビーレイズJAPANが、山中湖交流プラザきららでの野外ライブを最後に6年強の活動にピリオド。結成から解散まで、5人のメンバーは不動だった。

2010年から「@JAM」などの女子アイドルイベントをプロデュースするZeppライブの橋元恵一氏は、「アイドル戦国時代と呼ばれて一気にマーケットが拡大した2010年前後にデビューし、黄金期を支えてきた大手事務所所属グループの解散が目立つ。メンバーの入れ替えがあまりなく活動してきたところが多いので、マネジメントの事情だけでなく、『誰か1人でも抜けるなら終わろう』と本人たちの意思が反映されているケースも多いはず」と言う。

■「20歳」「5年目」が平均値

なお、アイドル界全体で見れば、卒業・解散の“適齢期”は意外と早い。18年卒業したアイドル130人の平均年齢は20.5歳。その分布を見ると、成人となる20歳をピークに、17~18歳の高校卒業、21~22歳の大学卒業といった“人生の節目”となる時期にグループを離れる選択をするケースが多いことが分かる(図1)。同様に活動期間は5年3カ月が平均。最も多いのは加入から6~7年だった(図2)。

前述のアイドルたちの多くは、こうした「20歳」「デビュー5年」の壁を超えて活躍してきた面々だ。07年にAKB48に加入した北原里英(27歳)は10年を超えてグループに所属。有安杏果(23歳)は約8年半、ももクロの一員として活動した。卒業を控えるメンバーも、ハロプロで所属歴が最も長い和田彩花(24歳)は来年4月で10周年。SKE48の松村香織(28歳)、NMB48の山本彩(25歳)は加入から8年を超えている。

解散組もチャオ ベッラ チンクエッティ(平均25.5歳)やバニラビーンズ(年齢非公開)は12年目、PASSPO☆(平均24.9歳)は10年目での解散だった。

長らくシーンを引っ張ったアイドルたちの卒業や解散が相次ぐ現在は、やはり転換期ということができるのだろう。では、この相次ぐ離脱は、今後にどのような影響を与えるのだろうか。

8月4~6日に東京・お台場エリアで開催し8万人超を動員した、女子アイドルに特化したフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL(以下、TIF)」。総合プロデューサーを務めるフジテレビ事業部の菊竹龍氏は、卒業・解散が続く状況について「シーン全体ではまだ伸びしろがあることの裏返しと見ることもできる」と言う。

エンタメ! 新着記事

ALL CHANNEL