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VRモデルがファッション界変える 3Dで着こなし自在

2018/11/24

仏ブランド「バルマン」はCGや3D技術で作成したバーチャルモデル3人をキャンペーンに起用した(左から白人のマーゴット、黒人のシュードゥ、アジア人のジィー)

人工知能(AI)や仮想現実(VR)、拡張現実(AR)など科学技術の急速な進化は日常生活を大きく変えつつあるが、ファッションの現場でも、CG(コンピューターグラフィックス)や3D技術で作成した「バーチャルモデル」が登場して話題になっている。背景には若い世代にアピールし、ブランドイメージを刷新する狙いがあるようだ。

■ブランドイメージ刷新、若年層にアピール

8月末、パリのファッション界に衝撃が走った。高級ブランド「バルマン」の気鋭デザイナー、オリヴィエ・ルスタンが2018年秋冬向けコレクションの販促キャンペーンにCGや3D技術で作成した3人のバーチャルモデル(デジタルモデルとも呼ばれる)を起用すると発表したからだ。

このバーチャルモデルは白人、黒人、アジア人の女性3人でそれぞれの名前をマーゴット(Margot)、シュードゥ(Shudu)、ジィー(Zhi)という。ロンドン在住の写真家が、世界で活躍する様々な有名人の容姿を土台にして作成した架空のキャラクターだ。

きっかけは黒人のシュードゥ。3人のうち最初の17年に試験的に作成され、宝飾ブランドや化粧品ブランドなどの広告に使われていた。これに注目したルスタンが、複数のバーチャルモデルをユニットとして「バルマン」に起用したいと同写真家に打診したのだ。

今回のキャンペーンに向けて新たに白人のマーゴットとアジア人のジィーが作成され、3人のモデルユニット「バーチャル・バルマン・アーミー」を結成。インターネットの仮想空間で「バルマン」の服や服飾品を身に付け、静止画や動画を通じて商品やコーディネートを紹介している。

3人とも架空の人物だが、肌、髪の質感や目の表情がかなりリアルで人格さえ感じる。ちなみにシュードゥのインスタグラムのアカウント(肩書は「世界初のデジタル・スーパーモデル」)には約15万人のフォロワーがおり、まるで実在する人間の人気モデルのように固定ファンも付いている。「バーチャルモデルの可能性をさらに追求したい」(ルスタン)と期待を膨らます。

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