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九州 味めぐり

鹿児島尽くし メニュー選びで迷い無し さつま酒飯店和総

日本経済新聞西部夕刊

2018/11/22

日本有数の農畜水産県、鹿児島。和牛、黒豚、カツオにさつま揚げ。どれを食べても産地ならではのおいしさを実感できるが、困るのは一つに絞れない時。「色々食べたい」と思ったらこの店を訪れてみてはどうだろうか。

イラスト・広野司

鹿児島市随一の繁華街、天文館地区。グルメ通りと名付けられた路地にある店に入ると、まず圧倒されるのが店内に並ぶ200本以上の焼酎瓶だ。それぞれの食材の産地や生産者を記載したメニューも多く、鹿児島県内のグルメを独り占めした気分になる。

店主の鳥越慎一さん(46)は食品卸、飲食店勤務を経て2016年に独立、「鹿児島のおいしいものを発信したい」との思いで店を構えた。こだわるのは地元産品を使うこと。人気のポテトサラダは長島町特産のジャガイモと鹿児島のシンボル、安納芋がベースで、具材はキュウリだけというシンプルなもの。味を調える塩には錦江湾の海水を煮詰めたものを取り寄せる。

迷ったら、まずはさつま酒肴(しゅこう)6点盛り(1200円)を選ぼう。内容はその時々に変わるが、牛すじや桜島鶏の唐揚げ、キビナゴの南蛮漬けなど、鹿児島を堪能できる料理が小分けに盛られている。自ら焼酎の蔵元や農業生産者を訪ね、情報収集にも余念がない。若手生産者から、ユニークな食材を紹介されることもあるといい、思わぬ鹿児島産と出合えるかもしれない。

(久保田泰司)

〈わそう〉鹿児島市東千石町7の17ニイムラビル1F 電話099・295・6655

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