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新iPad Pro実地検証 大画面とペンシルで使用感に磨き

日経トレンディネット

2018/12/6

画面サイズが11インチの新しいiPad Pro(8万9800円から、税別)。同時に12インチ版(11万1800円から、税別)も登場した。リニューアルされた第2世代のApple Pencilと一緒にレポートする
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アップルが2018年モデルの「iPad Pro」を2018年11月7日に発売した。新しいiPad Proはクリエーターを特に意識してスペックや機能に磨きをかけたと言われている。実際、筆者の周りにも仕事にiPad Proを活用しているイラストレーターやデザイナー、音楽や映像コンテンツの制作にかかわるクリエーターがたくさんいる。

だからといって、新しいiPad Proが一般のユーザーに縁遠いデバイスというわけでは全くない。パソコンの代わりとして、ビジネスパーソンに役立つツールにもなるだろう。そこでこの記事では新しいiPad Proをさまざまな角度からじっくりと検証してみたい。

■18年版iPad Proの見どころは?

まずは、18年版iPad Proの基本スペックを確認しておこう。頭脳にあたるプロセッサーは新開発の「A12X Bionic」。9月に発売されたiPhone XS/XS Maxが載せているチップ「A12 Bionic」をiPad向けに最適化した同世代の兄弟のようなプロセッサーだ。「毎秒5兆の演算処理に対応している」というすごさはなかなか想像しづらいが、一般的なアプリの起動と処理はもちろん、App Storeで入手できるAR(拡張現実)ゲームなどもサクサク動く処理能力の高さは、使ってみるとすぐに実感できるだろう。

11インチの新しいiPad Pro(左)と2016年に発売された9.7インチのiPad Pro(右)。並べてみるとベゼルのデザインが大きく変わっている

CPUは8コア構成で、4つの高速コアと4つの高効率コアという内訳。17年発売のiPad Pro/10.5インチに搭載されている「A10X Fusion」と比べて、マルチコア性能比でパフォーマンスは90%向上しているという。グラフィックスの処理性能も約2倍。ビジネスシーンからは少し脱線してしまうが、仕事の息抜きに楽しむゲームも快適に遊べる。

今回発売されたiPad Proはサイズが異なる2モデル。左が12.9インチ、右が11インチ。特に12.9インチのモデルが小さくなったインパクトは大きい

さらにiPhone XS/XS Max/XRで一段と強化されたことが話題を呼んだ、機械学習専用のプロセッサー「ニューラルエンジン」も搭載しており、リアルタイム処理の演算を速く、賢くこなせる。ホームボタンでの指紋認証「Touch ID」をなくす代わりに、フロント側のTrueDepthカメラを使った顔認証機能「Face ID」にiPadとして初めて対応したのも特徴だ。

カメラはフロント側のTrueDepthカメラが700万画素で、ポートレートモードを搭載。メインカメラは1200万画素で4K動画を撮影できる。

■ベゼルが細くなり画面が大きくなった

映像・サウンド関連では誰もがディスプレーに注目するだろう。従来モデルに搭載されていたホームボタン「Touch ID」を省くことで、これまでとは見違えるほどベゼルが狭くなってスマートな外観に生まれ変わった。従来モデルに比べると、12.9インチのモデルは画面サイズはそのままに本体がよりコンパクトになっている。11インチのモデルは10.5インチのiPad Proと同じきょう体サイズながら画面が大きくなった。

12.9インチと11インチのiPad Proを並べてみるとサイズの違いがよく分かる。本体の厚さはどちらも5.9mmでiPad史上最薄。質量は12.9インチのWi-Fi専用モデルが631g、セルラーモデルがわずかに重く633g、11インチのモデルが468gだ。軽くて薄い。側面はiPhone SEのようにエッジがストンと落ちたスクウェア形状になり、従来よりも手に持ちやすくなったと感じる。

iPadとして初めて顔認証機能「Face ID」によるセキュア機能に対応した。フロント側にTrueDepthカメラが搭載されている。iPhone XSなどが搭載するポートレートモードによるセルフィ撮影もできる
最初にセットアップする際にフロントカメラに向かって顔をぐるっと回してFace IDを登録する。iPhone X系シリーズのユーザーにはおなじみの手順だ

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