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時短より「時産」重視 男心くすぐる回転調理家電

白物家電 意外に知らない基礎知識

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NIKKEI STYLE

多くの家電製品がセールスポイントにしている「時短」。だが、これらの時短家電を使うメリットは何だろう。作業時間を短くすること? 「そこに落とし穴がある」と家電コーディネーターの戸井田園子さんは指摘する。代わりに戸井田さんが薦めるのが「時産」という視点だ。忙しい人には「作業時間を短くする」のではなく、作業を任せて「他のことができる時間を作り出す」家電が役に立つ。今回は調理家電の中から、男性にお薦めの「時産」調理家電3製品を紹介する。

ロボット掃除機や炊飯器は「時短」ではない

なぜ「時短」ではなく「時産」という視点が重要なのか。

「時短という言葉を強調しすぎると、多くの人から『自分でやったほうが早い』という反応が返ってくるのです」

たとえばロボット掃除機。「高いところは掃除してくれないし、床を掃除するだけなら自分でやったほうが早いから、我が家にロボット掃除機は必要ない」という人がいまだに多いのだという。

「確かにロボット掃除機を導入しても床掃除をする時間は短縮されません。でも、ロボット掃除機が床を掃除している間に、他のことができる。ロボット掃除機は時間を生み出す『時産家電』なのです」

そんな時産家電の元祖ともいえるのが「炊飯器」だろう。

「今では誰もが使っている炊飯器ですが、ごはんを炊く時間だけを考えれば、お釜にといだお米を入れてじか火で炊いた方が早くできます。そういう意味では炊飯器は時短家電ではありません。でも、お釜で炊く場合は、火加減をチェックしなければいけないし、火災の危険もあるので、火の前から離れて別のことはできません。しかし炊飯器なら、米をといだ直後にスイッチを押しさえすれば、放置しておくことができる。別のことをする時間ができるのです」

戸井田さんによれば調理家電には時産家電が多いという。そこで今回は戸井田さんが選んだ、男性にお薦めの時産調理家電3機種を動画付きで紹介する。選んだ3機種の共通点は回転しながら作業を進める「回転系」であること。「同じ肉が焼けるのでも、回転しながら焼ける方が、テンションが上がるでしょう」(戸井田さん)。ずっと見続けていたのでは「時産」家電の意味がないが、できていく様子をチラチラと垣間見るだけで、他の作業に対するやる気も増してくるに違いない。

ローストビーフも薫製もほったらかしで

パナソニックのロティサリーグリル&スモーク「NB-RDX100」は、17年11月に発売されたオーブントースター。「オーブン」「トースター」以外に「グリル」と「薫製」という機能を搭載しているのが特徴だ。

「グリル」では、塊肉を360度回転させながらじっくりていねいにあぶり、柔らかくジューシーに焼き上げる。「オーブンでローストビーフなどの塊肉を調理する場合は、火の通り具合を定期的に確認したり肉をひっくり返したりしないとならないけれど、NB-RDX100なら、肉をセットしてしまえば、調理中はほったらかしで問題なし。その間に、副菜を作ったり別の作業をしたりできます。まさに『時産』です」

実はこの家電、「グリル」と「薫製」という男性が好きなギミックを搭載しているため、男性からの注目度が高い。「トースターとして使っても優秀なので、購入に際し家族からの賛成も得やすいのも特徴です(笑)」

動画はローストビーフを作っているところ。塩・胡椒をふった肉をセットし、ボタンを押すだけでできあがる。肉はやわらかく、非常においしかった。パーティーなどでも十分活躍できそうだ。

いため物をしながら他の作業も

ティー・ユー・エフの「ドラムクック DR-750N」は、本体が回転し、「煮る」「焼く」「いためる」という調理を自動で行う調理家電。必要な作業は食材・調味料を入れるだけ。豚の角煮やカレーなど、食材を入れるだけで簡単に作ることができる。

「これまでも煮炊きできる調理家電はありましたが、いため物まで作れる家電はあまりありませんでした。いため物は、火力の強いコンロであれば、確かに短時間でできる料理です。しかし、強火を使うので、コンロの前にずっとつきっきりになる必要があります。多少の時間はかかったとしても、ほったらかしにすることで生まれる時間はかなり大きいはず。男性だけでなく、忙しい女性にも使ってほしい家電です」

動画はピラフを作っているところ。生米とエビ、パプリカ、調味料を入れてタイマーを回せばできあがる。味はお店のものと遜色ない。チャーハンや回鍋肉などにも挑戦したくなった。

自動でハンドドリップコーヒーを再現

アピックスインターナショナルの「Drip Meister ADM-200」はハンドドリップを再現したコーヒーメーカー。

コーヒーの粉にお湯を落とすコーヒーメーカーは多いが、ハンドドリップのようなコクがでない。そのため、コーヒーはコーヒーメーカーに任せず、自分自身のハンドドリップで入れる、というこだわり派もいる。とはいえ、「できればハンドドリップで入れたいけれど、朝は時間がなくてそれどころではない」という人も多いだろう。

「Drip Meister」は、給水タンクが360度回転し、ハンドドリップ同様にお湯を回転させながら注ぐことができる。コーヒーメーカーの手軽さとハンドドリップの味のいいとこ取りという製品だ。

「ハンドドリップ同様、くるくる回して抽出するので、手でいれるのと所要時間はさほど変わりません。でも、一日が始まる朝にはおいしいコーヒーが飲みたいと、ハンドドリップにこだわっている人も、これがあれば忙しい朝の貴重な時間を他のことに使えます」

実際にコーヒーを入れているところを動画で撮影してみた。回転のイメージがつかめるだろうか。ちなみにタンクに入れるお湯は自分で沸かす必要がある。珈琲はお湯の温度でも味が変わるので、最適な温度を見つける作業も楽しめるわけだ。

今回は調理家電に絞ったが、他の分野にもさまざまな時産家電がある。時短という単語にとらわれず、時産という視点で、自分の生活を豊かにしてくれる家電を探してみてはどうだろうか。

(文 秋葉けんた=マイカ)

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