会社員時代に「英語ができたら便利かな」と思って英会話学校へ。通勤中の耳学習で準1級取得。メンテナンスは特にしていないが、80代になった今も、「英検の勉強の“残り香”で海外旅行も英語スピーチも困らない」とか。

本が大好き。小説、新書、古典、勉強ものなど、近所の書店で面白そうな本を探しては買っている。「特に旅行記が好き。見つけるとつい手に取ってしまうの」。飽きないように何冊かをバッグに入れて持ち歩き、並行して読む。
時間が惜しいので、テレビで見るのはニュースと天気予報くらい。ネットと雑誌『文藝春秋』と『ニューズウィーク日本版』が情報源。
食べたいもの、おいしいと思ったものを食べるだけ。バランスも気にしないし、健康食品も取っていない。自炊にも外食にもこだわりなし。毎食作るのが面倒なので、いろいろと作り置きはしている。
【 若宮さんのITスキル学びの歴史 】
■<60~64歳>パソコンとネットの使い方を学ぶ
60歳のとき、ネット上で活動していたシニアのグループに参加したくてパソコンを購入。キーボードの使い方も分からなかったが、毎週末、パソコンショップに通って、店員に教えてもらいながら使い方を習得。お目当てのグループに参加してからは、ネット上の知人からホームページの作り方や、旅行記の公開方法などを学ぶ。
パソコン基本操作/インターネット接続/ホームページ制作/パソコン自作
知識ゼロでパソコンを購入
ショップに通い詰め、店員に教えてもらいながら3カ月間かけてネット接続に成功。ネット人脈が広がっていった。

自分のホームページを開設
ブログやフェイスブックがない当時、情報発信するにはホームページを作るしかない。ソフトを独習して、自力で作り上げた。

■<65~74歳>ソフトを使って作品作りに熱中!
同世代の知人に頼まれてパソコン教室を自宅で開催。「Excelに興味を持てない」という参加者のため、セルの装飾機能で模様を作る「Excelアート」を考案。この頃、いろいろなアプリとネットサービスを使いこなし、作品をネットで公開する。シニア代表としてIT関連のシンポジウムで講演するためにPowerPointも習得。
Excel教材の考案/パソコンアニメ制作/YouTubeで動画公開/PowerPointの使い方
パソコンを人に教え始める
同世代向けのパソコン教室を自宅で開催。外部のシニア向け講習会でも講師を務めるようになる。

シニア向け教材としてExcelアートを考案
Excelのマス目で模様を作り、うちわや紙袋を作る。これがマイクロソフトの担当者の目に留まり、「TED×Tokyo」のスピーチにつながる。
